ひとりぼっちの謎の女優の1ヶ月間

監督に「キミカ」の代わりをさせられる舞花は彼女を探しだすため、丘の上のアパルトマンへ。

かけるのちょっとぼけた一言で、舞花の心が解れていく様子は、繊細で状況がよく思い浮かべられます。
女優でありながら、スーパーで働いている要二に心惹かれてしまい、遠くから見つめる舞花は好感の持てる主人公でした!

サーカス小屋での描写には大変興味がひかれ、子供の頃に見た懐かしいステージを思い出しました。
そして、舞花が見つけたキミカとは……読み進めるたび輪郭を現していく、そんな心温まる作品です。

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