概要
ああ神様、あんまりです。どうかお嬢様をいかず後家にして下さい!
愛らしい俺のマリーお嬢様。
今まで料理など一度もしたことのないお嬢様。
そのお嬢様の初めての手料理――。
一体誰に贈るつもりだったのかと悔しくて、俺は多分恐らくケーキっぽい見かけの、もしかしたらケーキかもしれないものを、一気口に放り込んだ。
……即、後悔した。食うんじゃなかった。
今まで料理など一度もしたことのないお嬢様。
そのお嬢様の初めての手料理――。
一体誰に贈るつもりだったのかと悔しくて、俺は多分恐らくケーキっぽい見かけの、もしかしたらケーキかもしれないものを、一気口に放り込んだ。
……即、後悔した。食うんじゃなかった。
おすすめレビュー
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- ★★★ Excellent!!!そのシュークリームに込められた想いは愛情のはずなのに、何故に必殺……?
今まで料理など一度もしたことのないお嬢様と、その料理の行き先が気になって仕方のない、お嬢様大好きな執事との、手料理を挟んだ壮絶な恋愛小説である。ラブコメ……という名の。
食べてほしいと願うお嬢様のためなら、たとえ火の中水の中、危険な罠の匂いを感じつつも、出された料理に手を伸ばします。慎重に様子を窺うも、お嬢様のかわいさに負け、ついに口にし嚥下する……。
『申し訳ありません、お嬢様。食物兵器かと思いました。私を暗殺なさるおつもりなのか』
そんな、遺言めいた感想を抱きつつ、そして、心のうちで毒舌を吐きつつ。満面の笑顔でお嬢様を褒め称える主人公。
次の試練が、その先に待っているという…続きを読む