最愛の妻の死をきっかけに自らの過去を振り返る、というどこか哀しい物語の本作。ただ、その過程で創り出される幻想的な雰囲気は素晴らしいの一言でした。ストーリーの時間軸は激しく行き来しますし、色とりど…続きを読む
一本の電話が伝える妻の緊急入院から物語は始まる。主人公が病院にたどり着いた時、すでに最愛の「妻」は帰らぬ人となっていた。妻の顔と対面した瞬間「これは誰の顔だ」と困惑する主人公。トントンと鼓…続きを読む
喪った最愛の女性。そして失った記憶。指先をすり抜けていく、ものみな全てを象徴するかのように硝子の魚たちが煌めきながら導いていく。揺らいでいるのは、世界。それとも……。得体の知れない焦燥と不安に急…続きを読む
ガラスの魚が連れて行ってくれます。なにが現実かも、自分の目的は何かも全く分からないまま、独特な世界に引きずり込まれます。
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