エロティシズムあふれる人類滅亡後の叙事詩

世界が放射能に汚染され、人類滅亡後の世界で目覚めた青年が体験する
異種族との情愛と旧人類との生き残りとの戦争を描いた物語です。

コールドスリープから目覚めた主人公は
怪物に襲われている蜂の触角の生えた少女を助けたことから
昆虫と遺伝子を同化させた新人類の集落に連れていかれます。

そこで貴重な純粋な人類の遺伝子を持っているために
魅力的な蜂族の女性たちから熱烈に求められることになります。
(男性向けのサービスシーンが多いです)

しかし、昆虫の遺伝子を組み込まれた女性たちと関わっているうちに
どんどん主人公の嗜好が変貌していきます。
昆虫人類と愛し合うようになった主人公は同種族だったはずの旧人類に対して、
生き残りをかけた戦争の結果とは言え、躊躇なく残酷な仕打ちを出来るようになります。
主人公視点だとハッピーエンドですが、
もしこれが昆虫人類の生存戦略だったとするとディストピアともいえるかもしれません。

刺激的なシーンが多いので一気に読むより数話ずつ読むのがおすすめだと思います。