退廃的な雰囲気が漂う世界観ですが、きれいな文章でつづられていてとても読みやすいです。 荒廃しきった世界を描いている一方で、どこか童話のように柔らかい雰囲気も醸し出す不思議な良作です。
書評も始めました。よろしければご一読を。 https://book-recommend.com/author/104/
冒頭空飛ぶクジラという超常的存在を取り上げた上で、細かく「雨」を描写するこの作品だが、読み進めていくと、この作品はそれとは対極の「乾き」がメインの作品であることがわかる。 雨と乾き、二つの正反対…続きを読む
荒廃した世界を美しい文章で丁寧に書いた作品。それでいて、そのストーリーは心温まる物であり、絶望ばかりでは無く希望がある。クジラのかみさま、二人組の旅人、そして孤独と戦う少年。彼等の行く末を全て…続きを読む
幻想的。魅力的。まるで絵本を文字に起こしたみたい。読んで最初に抱いた印象がその三つです。描写がね、凄く丁寧で、センスあるんです。誰だってちょっと読めばすぐ、この物語の世界に入り込めることでし…続きを読む
タイトル、そして、冒頭からぐっと物語の世界へと惹き込まれました。登場人物の個性がしっかりしていて、絵はないのに頭の中にアニメーションのように綺麗に彼らが動き話しているところが浮かびました。独特の…続きを読む
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