不器用な優しさが交錯する

微かに都市伝説のような非日常をからめつつ、どこにでもいそうな高校生の日常を描く導入。コミカルな要素をふんだんにちりばめつつ、それぞれの思いを胸にそれぞれのやり方で他者を思いやる登場人物たち。彼らの行動から、目が離せない。

※第15話まで拝読しました。
※読み終えたので感想を追加します。

登場人物それぞれの距離感がバランスよく表現されていて、どのキャラに視点を置いても自然に感情移入できる。主人公が足掻いた末に得たものは、等身大の日常なんだけど、かけがえのない日常でもある。それだけに、読後感も爽やか。
楽しい読書時間でした、ありがとうございます!