天涯の夜明 7

 消失を感じ、ロゼニアはハッと顔色を変えた。

 同じく気づいたのだろう、やはり顔色を変えた根のクスビたちが、互いに顔を見合わせる。根のクスビは、もともとなかば自立した生き物だ。契約者不在のおりには、自らの頭で考えて判断し、最善へと向けて動く。その彼女たちの〈根〉に属するすべての契約はうしなわれ、いまや完全に自由となった。これ以降の判断は、各クスビの意思にゆだねられる。

「だいじょうぶ、またあえる、とおい未来にかならず」

 自らに言い聞かせるようにロゼニアはつぶやく。最も長く存在してきた〈一の首〉のげんともとれる言葉に、不安そうな面持ちをほどいたクスビたちは、互いにちいさくうなずきあった。

「だいじょうぶ、みんなこの時間じくでひつようなことをするだけ」

 つぶやいたのクスビは、ケルスの民すべてを救おうと奮闘する者たちへ視線を向ける。彼らの戦いはまだ続いている。


        * * *


「わたしがやろう。地殻をつり上げる機能を起動する。それをそのまま維持するように動作指示を書き変える」

 必要な文字式を入力画面に。次々と開く画面にしたがい、血の色の薄い唇を固く引き結んだ月の柱神オドメサイアスが、操作卓に指をすべらせ描き込んでゆく。文字式が踊る。回路を描き、新たな機能の構築をはじめる――。

 ふとがみが動きを止めた。

「これは……」

 あらわれた画面で点滅する文字式を凝視する。

「意図的に機構が抜かれてる。この船では、ダメだ」

 血の気の失せた顔でうめいた。

「マナリア、ナーシュナ、きみたちはそこまで――」

月の柱神オドメサイアス?」

 アズナが声をかけた。

「ああ、すまない。……必要な仕組みそのものが削除されている。この状態で動作指示を書き変えても無意味だ」

 とまどうほかの二人に、われに返った月の柱神オドメサイアスが、今しがた知り得たばかりの事実を伝える。ほおの血の気は戻るけはいもない。

 かつてリトナジアが転用した、海中のしまを隆起させ大地として安定させる銀珠エンブリオの機能。それがこの新たなシェルには組み込まれていないのだ。おそらくはナーシュナたちの意志を継いだエンシスのわざだろう。もともとぎんは〈天涯の楽土フロンティア〉へ向かうために建造された船だ。その〈楽土フロンティア〉への航行を優先させるために、この地にとどまれぬよう細工したのだ。

「ここまで来てッ!」

 アズナは操作卓の端に両こぶしを打ちつける。輝く画面をにらんで、ギリギリと奥歯を鳴らした。

 考えろ。どうすれば良い。どうすればみなを助けられる。考えろ。いちばん大事なことはなんだ。人を……〈種子開拓者〉たちを、どうすれば救える?! どうすれば――。

「……飛び立つ」

「え?」

 あげた顔と視線が合ったイーリエが、ギョッと目を剥いた。

「この船で向かうんだ、神々のやってきた〈始原の大地ハイハリカ〉へ。すべての人々を乗せて飛ぶ」

「なっ……無理よ! 〈始原の大地ハイハリカ〉なんてどこに有るかもわからないもの。そもそもどれだけの民がいると思ってるのよ、乗せて飛べるわけないじゃない!」

 それよりも別の陸を探してみな移住を、と続ける少女神をさえぎり、白い顔の月の柱神オドメサイアスが「それこそ無理だ」と首を振る。

「このに他にまともな陸は無いんだ。ケルス四島の基になったしまも、隆起できるほとんど唯一の大きなしまだったから」

「じゃあどうするのよ! どうやってすべての民を乗せるの!? どうやってそんな遠くまで、天のはてにまで運んで行くのよ!」

「わたしが……で民を赤子に、いいや、〈種子〉に巻き戻せれば」

「めちゃくちゃだわ」

 イーリエが頭を抱えた。

「〈種子〉になんて……そうやって運んで行った先で、どうするの。どうやって育てるの? 育ったとして記憶は? もとの人間と同じに全部戻せるわけないじゃない」

 殺さんばかりに、アズナたちをにらむ。

「体だけ戻った、じゃ死んだのと同じよ。それじゃなんの意味もありやしないわ」

「だいじょうぶ。あたらしいばしょにつけば〈種子〉は銀珠エンブリオがじどうてんかいする」

 割り入ったのは、これまでひっそりと彼らのうしろでけはいを殺していたロゼニアだった。

「〈種子〉の記憶はアズナがつれていく。アズナは〈葦の束杖セアト〉。すべてをかかえてつれてゆくもの。すべての記憶をあずかり、うけわたすもの」

 する。なにゆえに多重こんかくでもない神の名が〈葦の杖〉なのか。なにゆえにかの神のみ、の姿で表されるのか。

 そして、ぎんうきぼりと常に組み合わされた形が、なにを意味するのか。

 それは。

 それはかの神のみがもつ特性、ぼうだいな数のこんかくより記憶をすべて引き受け、ほぼ永続的に保持する能力を表しているのだ。〈葦の束杖セアト〉こそが唯一ぎんの稼働と〈種子〉の輸送に欠くことのできない存在、そう示しているのだ!

「〈葦の束杖の神アズナ〉だけが、すべてをとおい先へつれていける」

「ああ……そうだ……そうだったね……」

 なにかを理解した面持ちで、月の柱神オドメサイアスしんりょくの糸を伸ばした。するりとアズナのこんかくに接続し、痛みを与えることなくひとつの景色を送り込む。

つきしろみやの玉座だよ。ここへわたしを飛ばしてほしい。てんきょくで力を増幅しよう。ケルス四島すべてをで覆うよ」

 心優しきがみは、ふわりと笑った。

「〈銀珠エンブリオ〉の操作はあなたにまかせる」

 ひかえ並ぶ根のクスビたちを眺めわたす。

しんりょくが足りない。だれかいっしょに来て、貸してくれるだろうか?」

「ハステアが」

 ロゼニアとよく似た、瞳だけがすい色のクスビが前に進み出た。

「ハステアがいく。かのうなかぎりのしんりょくをていきょうする」

 強く輝くまなざしへ月の柱神オドメサイアスはうなずく。

「わたしの持ちうる最大の感謝を、根のハステア。セアト、日の柱女神オルメサイアイーリエ、あなたたちにわたしの知識を分けておくよ」

 しんりょくがイーリエへも伸びる。それぞれに情報が送り込まれた。

 ハッと目を瞠ったイーリエが、この上もなくうろたえたようすで月の柱神オドメサイアスをながめる。

「わたしからのお願いだよ」

「こんなの……ひどいお願いだわ」

 バカばかりよ。少女神は目の縁を赤くし、こぶしを握りしめる。たくされる身にもなりなさいよ、と怒ったようにつぶやいた。

 が離れた。

「さあ飛ばして」

 われるままにアズナは手を伸ばす。月の柱神オドメサイアスとハステアの腕に触れ、彼らを飛ばした。



円蓋ドームを……ハドリさんと連絡を」

「ネイジアがむかった。わたしとネイジアがりょうほうをつなぐ」

 ロゼニアの言葉にアズナはうなずく。

「つなげる」

 あかがね色の髪がうごめき、あおしんじゅが輝きだした。

 ほどなく艦橋ブリッジに声が響く。

『アズナくん?』

ですか、ハドリさん!?」

 どこからともなく声だけがってくるというみょうさに、アズナは思わず視線で辺りを探した。

『ああ……うん、イビアスさんが……いや、だいじょうぶだよ、ぼくはまた足をひねってしまったけど。クスビの彼女が……あ、君はネイジアさんっていうんだね、教えてくれてありがとう。ネイジアさんが肩を貸してくれるから、まあなんとかなるよ』

 あの古いかみみやへ坂をけ上ったときのように、痛みに耐えているのだろうか。こらえるようないきづかいとともに返事がくる。

『ネイジアさんから聞いたよ。ずいぶんと思い切るね?』

「はい。でもほかに方法が……」

『うん、わかってる。反対はしないよ。勝算はあると思っていいんだよね?』

「あるわ」

 はたからイーリエが割り込んだ。

「〈葦の束杖の神アズナ〉とわたくしが導くのよ。成功させるわ、絶対に、なにがなんでも」

 そういう約束でしょう、と視線をアズナへよこす。

「やるさ」

 うなずく。大人に手を引かれる子どもでいるのは終わりだ。絶対に、絶対にやりとげてやる。全身全霊の決意を込めて回答する。

「必ず、たどり着きます。月の柱神オドメサイアスが四島全部をで覆ったら、すぐにぎんで〈種子〉を回収します。ハドリさんは、円蓋ドームの解放を。こちらではできないので」

『了解。すぐに開くよ』

 アズナは操作卓に向き直る。

 贈られた知識から必要な文字式を引き出し、卓上に指をすべらせる。指示を受けつけたぎんの床から、いく本ものつる植物に似たものが伸びあがった。つるはまたたく間に絡みあい、半球状の座席をつくりあげる。アズナが席に身をあずけるや、今度はその縁から伸びた接続子が、手首に、足首に、首筋に、次々と潜りこんだ。

 の巣に取り込まれたような異質な光景に、イーリエののどから短い悲鳴がもれる。

「平気だ」

 ぎんとひとつになったアズナは、さっくりと彼女へ投げて操作画面に目を戻した。

「集中する」

 こわばった顔で見守るイーリエの視線を受けながら、ぎんの機能を手の中におさめてゆく。

 ぎんのもつ感知装置センサーのもたらす情報へ、自身の五感を同調させる。外殻物理シールドの上を走る空気の動きに、大地からのものとは違う振動を感じた。円蓋ドームが開く。アズナの目に、気づかぬ間にれていた空のるような星の光が映し出される。

 てんきょくの外に広がる夜空に、つきしろみやから赤い光の帯がたちのぼった。伸びた光の帯が、全天を覆う。あわくきらめく雨が、地上にある民たちに音無くりそそいだ。触れた生き物の時を巻き戻す月の柱神オドメサイアスみずが、終末にあえぐすべての者たちを〈種子〉へと変えてゆく……。


     *


 玉座に腰掛け、増幅したを展開していた月の柱神オドメサイアスは、不意にこみ上げたうずきに激しくき込んだ。さびの臭いが鼻をつき、口元を押さえる手の隙間から、ボタボタと赤いものが垂れ落ちる。胸元にはからずも咲いた花に、やはりもたなかったか、と彼は浅く笑い、背を深く玉座へあずけた。

 イーリエを受け止め乗降階段タラップに打ち付けられた際、内臓を損なったことは気づいていた。放置すれば致命傷になるだろうと予想しつつもそのままにしていたのは、残り少ないしんりょくを〈サイアス〉の修復に使うよりも、地を支えることにまわし、銀珠エンブリオを稼働させるための時間をかせぐ方を優先したからだ。

 あるいはセアトたちとともに飛び立ち、〈始原の大地ハイハリカ〉へと向かう選択肢も取れたのかもしれない。だがあのとき、根のクスビが〈葦の束杖セアト〉の本来の役割を告げたあのとき、ラナティアナの眠るこの地で終わるのも悪くない、そう思ってしまった。本来なら〈種子〉たちを導く立場であった基礎こんかくの犯したかつての過ちを正すために、この命を使う。それはきっとつぐないとして上等な部類だろう。先にたまけしたつぎしろやラナティアナに、いつか遠い時のてで出会った際にも、きっと顔が立つ。

 けれどもしかするとこの決断は感傷に過ぎないのかもしれない。サイアスは思う。仮にこれが感傷だとすれば、自分の最期にまで付き合わせるのは、関係のない根のクスビへの仕打ちとして、あまりにも心ない。

「ハステア」と、〈月の柱神オドメサイアス〉サイアスは玉座に巻き付く大蛇おろちに呼びかける。

「わたしが力尽きたら、あなたはしんりょくの供給を中止して、セアトたちのもとへ」

 あかがね色の大蛇おろちが、ゆるりと首をもたげた。すいの瞳が、なにごとかを思いめぐらせるように彼を見つめる。次いで『はすてあハ』と、続けられた言葉に月の柱神オドメサイアスは目をみはった。

『ムカシ、〈らなてぃあな〉ト、スコシダケイッショニイタコトガアリマス。〈はすてあ〉ガ、コノ時間ジクニ生ミ出サレテスグノコロデス。〈らなてぃあな〉ハ、さいあす、アナタガ生マレ来ルノヲ、ズット待ッテイマシタ。〈月の柱〉にイツカトテモヤサシイ神ガ生マレル、〈らなてぃあな〉ハダレヨリモヤサシイソノ神ニ最期まで仕エルワ、ト。

 ソノコロノ月ノ柱神おどめさいあすハ、トリワケ厳シイ性質デ、月ノくすびノ消耗ハ激シカッタケレド。〈月ノ柱〉ハ基礎コンカクヨリモ融合シタコンカクノ影響ヲ強ク受ケル性質デス。ダカラ、さいあす、ダレヨリモヤサシイ性質ノアナタニ出会エル日マデ、〈らなてぃあな〉ハ頑張ッテ存在シツヅケル。ソウヨク語ッテイマシタ。はすてあモ、ソンナ風ニ語ラレルアナタニ会ッテミタカッタ。〈らなてぃあな〉ガズット待ッテイタ神ハ、本当ニヤサシイノカ、会ッテ確カメヨウト思ッテイマシタ。

 アナタハ……〈らなてぃあな〉ガ待チ望ンダ通リノトテモヤサシイ神デス』

 大蛇おろちはあらためてきょうじゅんを示すように、垂れた血のあとが残る手の甲へひたいを押しつけた。

『命令ヲ、〈暗キヨル照ラス神〉月の柱神おどめさいあすさいあす。〈らなてぃあな〉ノカワリニ、〈はすてあ〉ガアナタト最期マデツキアイマス』

 この上ない厚情を差し出された神は、よぎる感情にそっと目を伏せる。

 ――やさしいのは、わたしではなく……。

「〈月の柱神オドメサイアス〉の名においてめいじよう。根のクスビ〈ハステア〉、あなたの持つすべてのしんりょくの増幅に」

命令ヲ受諾シマシタヤー・トゥリ・オドメサイアス

 供給するしんりょく限度設定リミッターを外し、あかがね色の大蛇おろちが玉座に溶け入った。玉座の間が鼓動するように赤く輝きはじめる。


     *


「来た」

 天からさしかかった光の帯の一部が、虹のようにぎんへとつながる。あまたの記憶がアズナの中へ流れ込みはじめた。人々の記憶が、たどってきたもろもろのせいが、〈葦の束杖の神セアト〉へと集積されてゆく。

『あ』と、艦橋ブリッジに声がひびいた。

「ハドリさん?」

ぼくも〈種子〉にもどるみたいだ』

 言う間に機械技術士の声が幼い子どもの声へと変わりゆき、ふつりととぎれる。

 光の帯に運ばれ、夜空より薄紅色の雲が押し寄せる。おのおの透明なからにおおわれたつぶ――〈種子〉たちだ。ぎんを操作し外殻物理シールド上部を部分的にひらいて、それらを受け入れてゆく。並行してアズナは自身の記憶と月の柱神オドメサイアスから贈られた知識、〈葦の束杖の神セアト〉のもつ知識を照らし合わせていった。

 ――そうだ、クラトとともにあのやしろのそばの小屋でかつて見た古い記録、あの座標。あれこそが〈始原の大地〉。かつて神々が旅立ったイティケルス共和国連邦しゅせいハイハリカの座標だ。

 たどり着くべき揺籃はじまりの星へと向かう数値を、ぎんおぼえ込ませる。

 〈種子〉の雲が途絶えた。地のゆれが、台座を通しぎんをゆさぶる。強い。もう時間が無いらしい。

月の柱神オドメサイアスとハステアさんを迎えにいかないと」

 外殻物理シールドを閉じ、自らにつながる接続子を切り離して立ち上がったアズナの腕を、イーリエがつかんだ。

「このまま行くのよ」

「なに?」

「こので終わりたいって……」

 固い顔の少女神は、視線を合わせたままゆるゆると首をふった。

月の柱神オドメサイアスに頼まれたの。大地をおさえる自分の力が途絶えたら、そのままこの地を飛び立つように、って」

 ケルス四島を支えながら、すべての民にを行使する。イーリエをかばい身の内に致命傷となり得る傷を負った彼にとって、それはどれほどの消耗を強いられるものだったか。しんりょくを供給するハステアにも、消耗を強いるものだったか。

 がみは、自らをやすための力まですべて絞り尽くし、クスビは、自らを保つためのしんりょくまですべて彼のために供給した。優しきがみと優しき根のクスビは、彼ら自身の意志のもとにをやりとげ、力尽きたのだ。

 ひときわ大きなゆれが、ぎんを突きあげた。かすかに建物のくずれる音と、足元を危うくする振動が伝わってくる。

 イーリエが素早く操作卓へ身を乗り出し、ぎんを発進させた。

「わたくしは、わたくしの民を守るわ。約束をたす」

 ふり返ることなく、うら若き〈日の柱女神指導者〉は言った。

うらめばいいわ……」

 まだ少女の薄さの肩が震えていた。

 アズナは自身の腕に置かれただれかの手にふり返る。いたのはこの旅のはじまりからずっとともにあった根のクスビ、ロゼニアだった。

 あかがね色の髪のクスビに、黒い髪と瞳の少年が重なる。

『だいじょうぶ、約束はまもられたから。みなまたあえる、とおい未来にかならず』

 必ず、また交じり合う。この時間じくで一度は分かたれても。

「ばかクラト……」

 鼻の奥の熱をこらえ、はちいさく友をとうする。

 ――そんなので、納得できるわけないじゃないか。

 〈葦の束杖の神アズナ〉は、自らのこんかくを分けた生命をひとつ生み出し、時の向こうへと送り出す。時の向こう、別の時間じくかれあしの原へ。この時間じくとはすこしずつ異なる選択をするだろう、親友のもとへ。

 ――どうか、その行く道は、平らかであるように。



 銀色に輝く航宙船シェルは、地の引きとめる力を振り切り、あまた〈種子〉を乗せて大気の外へと向かってゆく。遠く天のはての〈始原の大地ハイハリカ〉へ。はるか昔、彼らを送り出した揺籃の惑星始まりの地へ。

 青く沈むの輪郭から光がさし、昇りくる太陽が大気を輝かせた。

 夜が明けてゆく……。



                      End

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DAWN~天涯之夜明~ 若生竜夜 @kusfune

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