想像すらできない怖さ

 突然日常が壊れてしまうのは、それだけで怖い。

 冒頭からもう嫌な予感がしますが、その予感が的中してもどうしようもない怖さを残したまま、読み終わってしまいました。

 あの日、何が起きたのか、まったくわからないのです。
 本文から、想像もできない空白の恐怖といえばいいのでしょうか。

 この空白の今日を、ぜひ、読んで味わってもらいたいです。

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