これは、運命に翻弄された命の記録。

これが読み終わった今、一番しっくりくる言葉です。些細な言葉、些細な思い、些細な力が、いつしか多くの者を巻き込む想いの渦となっていく――。
チェントの生々しい感情の筆致もさることながら、戦闘シーンの描写も上手いなと思わされました。

残酷でありながら輝きを持つダークファンタジー、夏休みのお供にいかがですか。

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