キャラクターデザイン(教師たち)
【ウォレス・グロッケンスピール】
ゾンビを使役して特訓を行ったり、何かあると罰ゲームがリンボーダンスとか、サンバという、うっとうしい授業が生徒たちの印象に残り、踊る死者先生とあだ名される。
敬意を持って、Mr.ノスフェラトゥとも。
属種:吸血鬼
その中でも吸精系に特化している。
もとはバウンティハンターで鳴らしていた、その腕を買われ、発足した退治局の指導員に就く。教育課程を構築。現在の、入局から二年の寮生を経ての本入局、研修後の現場投入といった養成計画を作った。
ハンターだった頃は派手なスーツ(マジョーラ布、玉虫布、見る角度で色の変わる偏光カラー)でチンピラ風、現在は人材探しのためかエセ巡回牧師みたいな姿である。
身長186㎝、体重はまちまち、最大瞬間100キロまで増量可能。
濃い緑と茶の混ざった苔色の髪、赤眼、丸い遮光眼鏡愛用。外出時は帽子と黒い十字架のネックレスが加わる。
前髪は大きく額がのぞくように分けている。ゆるやかに大きく波打つ髪は、肩口あたりまでで、邪魔な時はピンで留めても、結わくことはない。器用にも両利き。
眉毛が短く、目自体は大きく、比して角膜が小さいため三白眼ぎみ、とにかく鼻が大きい。ワシっ鼻というより、オウム鼻。
生徒たちを窮地に追い込むのも、自分をいじめるのも得意だが、自ら手を汚すことはない。
「生きるための、学問をしよう」
いつもそう口にしている。
450歳くらい。ピチピチの中年。
【オルガ】
通称、薔薇の魔女
属種:魔法使い(人間)
元獣魔駆除局、魔導課、最終調停者。混沌の収束を見送った者として、退治局発足時から、長官職で招かれる。
172㎝、50キロ。黒髪、夜明け色の瞳。前髪や横髪の一部を残して、ストレートを引っ詰めて、うなじからリボンのように一本垂らす。
アルカイック・スマイルから笑みを取り消したような、浅くくっきりした目鼻口。張り付いたように静止した表情。動いていないとマネキンのよう。
ノンスリーブのシンプルな黒林檎色のドレスに黒い長手袋を装着する。
頭部が小さく、頭身が長い。
現在は養成課程の魔導部の審議官として、魔技を使った技術の提供、開発、魔導研究の指揮を執る。
魔界が大陸の地底に現出して以降、魔力を操る魔法使いよりも強力な、悪魔や妖魔自体が現れるようになり、いかに対抗するかが懸念される。
魔力に魅了された女は、己の信ずる正義をいく。
外見は熟女の、御歳七十。老齢の域。
【エイブラハム・ブーゴイ】
通称、司令(コマンダー)
豪腕な外見ながら、清々しい清潔感のあるおっさん。
大陸の前線基地の一つを任されていたが、軍が十二時都市と交渉を始めたことで、提携のため退治局に赴く。
軍と言っても、すでに国はない。
混沌期の遺物として国亡き軍事兵器が、無人で戦闘を続け、それに対抗する者たちが軍を名乗り戦っていた。
しかし、無人兵器を乗っ取り大陸を制覇しようと目論む勢力、地底の魔界の出現、意思を持つ機械の登場と、混沌明けの大陸は混乱の一途にある。
都市と大陸の間には、魑魅魍魎が湧く危険区域があり、都市を脅かす一方で、軍との交流を阻んでいた。
ブーゴイは発足したばかりの退治局に命令系統を組織。集団での戦術を持ち込み、郊外における防衛戦線の作戦総指揮を執る。
かたわら、戦闘員の指導方針も打ち出し、後陣の育成にも余念がない。
身長200センチ、体重150キロ。
オンオフ関係なく、戦闘服。
横にもガチムチなので、頭身は短い。
下唇の下から左右の耳まで輪郭に沿って生えたアゴひげ、四角いアゴの角で特徴的に尖る。
鼻にかかる長さの髪は全て後ろに撫で付け、秀でた額にひとすじ飛びかかる。
体毛は全て淡い桜色。瞳はクリアなアッシュブルー。白人種。
太い眉毛、いかつい体躯。猫科の大型類のように顔面が凶悪。
属種:白騎士(エアフォース)
大陸生まれだが、本家は十二時都市にある、由緒ある家系。
魔に属する種がいれば、聖に属する種もいて、数は激減するが白騎士はその一つ。遺伝する。闇落ちしたものを黒騎士という。
剣聖に仕えた天馬が人になったもの。人より智力に長けた馬は、あがめられる一方で、不吉ともされる。先祖返りはしない。
人間と同じ寿命。壮年54歳にして壮健。
HEART BEAT NIGHT/ガンナーズ 日竜生千 @hirui
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