ライちゃんの名前の由来を知って、そういう意味があったのか、素敵な名前だな、と思いました。普段名前を呼ぶとき、由来を考えたりはしません。それはその子の名前を呼ぶのが当たり前だからで、いちいち意味を考えていたら大変だから。でもたまには、あのときこういう気持ちで名前をつけたんだったと考えることも大事だなと思いました。はじめての贈り物、声に出せる愛情の形。作者さんの、ライちゃんへのペットと飼い主という関係を超えた愛が伝わってきて、温かい気持ちになりました。
生きることを諦めていた猫がライとして生きていてくれる。本当に嬉しいことです。名前には色んな想いがつまっているんだなとあらためて感じるエッセイでした。「こんな風に生きてほしい」という願いもあれば、姿やエピソードにちなんだ思い出の栞みたいなものもあるし、日々、名前にこめられるものが増えていくんだろうなぁ。だって愛は増えるものね。ライにとって名前は生きる道への切符だったのかなと思います。この世に引き止める楔かもしれない。作者さんにとって勇気がいる決断だったかもしれませんが、私はライが今日も元気でいてくれて嬉しく思います!
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