数えきれないほどの『ありがとう』にあふれた物語

高校生の男女によって語られる、彼らの素直な気持ち。葛藤、不安。決意。
時にぶつかりあい、ときに励ましあいながら、すべてが「誰かを思う気持ち」に昇華されていきます。

じっくり、少しずつ拝読いたしました。
いつどのページを開いても、そこには若々しい少年少女のまっすぐな気持ちがありました。
誰かのために、動きたい。持てる力を注ぎこみたい。
これほど直球で心を動かされるテーマが、他にあるでしょうか。

「ありがとう」という言葉の力を、改めて考えさせてくれる良作です。
私も、「こんな素敵なお話を読ませてくださって、ありがとうございます」と伝えたいと思います。

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