新たな1日

エピローグ

 あれから、無事、火星へとたどり着いた私は、必死に勉強した。

 十分な教育機関が整っていない火星だったが、偶然にも、同じロケットに乗ったお医者さんと仲良くなり、勉強を教えてもらえることになった。

 少ない若者のために開かれた小さな大学にも通った。

 そして、やっとのことで資格取得のための国家試験が行われることになった。火星で初めての試験だ。

 その試験に見事合格し、私は、火星で医者になった。

 その時お世話になった先生と共に、火星を巡り、多くの人の診療をしている。


 まだまだ、設備が不十分な火星だけれど、壮馬のような人を出さないためにも、この地で、多くの人を救いたい。


「冬木先生、行きますよ。」

「はい! 」

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全ての時を君に捧ぐ 三咲 幸 @Makoto_story

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