伝えられない気持なら、せめて花言葉を送ろう。

放課後、学校の花壇の前で花の絵を描く藤川さん。大人しくてクラスでも目立たない彼女は、絵を描いているこの瞬間が好きでした。
そしてたまたまそんな藤川さんを見かけて声をかけてくれたのが、クラスメイトのイケメン、湊君。

湊君の紳士的で優しい態度に心奪われた藤川さん。好きだけど、とても気持ちを伝えられない。
なら、花の絵を送ろう。自分の想いを表す、花言葉を秘めた絵を……

初々しい二人のやり取りは、読んでいてほっこりしました。奥手な女の子が必死で頑張る姿は、ついつい応援したくなっちゃいます。