あっけない幕切れ

 簡易書留も無視され、警察も役に立たないため覚悟を決めた。内容証明郵便での解除請求だ。要求内容は以前と同じ三点。脅迫認定の撤回、凍結解除、脅迫ツイートの明示だ。

 平成30年11月2日に出した郵便は、11月5日にTwitterJapanへ届いた。

 翌日メールが届いていた。脅迫ツイートとは私が相互フォロワーとのやり取りで使った、小説「ニンジャスレイヤー」の主人公のセリフ「オヌシをむごたらしく殺す。」だった。やっぱり、前後関係を読めないどこかのマヌケが面白半分に「殺す」を機械的に検索し、手当たり次第に違反報告したなかに巻き込まれたんだろう。

 本当に迷惑な話だった。


 連座で凍結されたもう一つのアカウントも何事もなかったかのように解凍されていた。

「ご利用ありがとうございます。


アカウントを凍結解除しました。ご不便をおかけして申し訳ありません。フォロワーおよびフォロー数が以前の状態に戻るまでに数時間かかる場合があります。


Twitterは自動化されたスパムアカウントをまとめて検出し削除する、自動化システムを採用しています。ご利用のアカウントはそのようなスパムグループに誤って分類されてしまったおそれがあります。」

じゃあないんだよ。


 裁判で証拠にならない簡易書留は無視し、裁判で証拠になり得る内容証明だとようやく本来の対応をするTwitterJapanという会社!異議申し立ては機能せず、郵便制度を利用しないと本来業務すら進まないというのは、悪口としてのいわゆる「お役所仕事」よりもひどい。先進的なIT企業の仮面の下は、すでに「手続きが硬直化した旧弊に満ちた官僚的組織」と化していた。


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Twitterアカウント凍結させられました 柚木山不動 @funnunofudou

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