どこまでも哀しく、どこまでも慈愛に満ちたファンタジー

精霊になりかけた「精霊成り」の少女 紬と、依頼されて人を殺す「人狩り」の男性 ヒスイの安住の地を探す物語。

壮大で幻想的でありながら、どこか懐かしい……そういう世界観と、人の業が伝わってくるストーリーが魅力的でした。

幻想的で耽美で物悲しい作品を読みたい方、流麗な世界観・文章に浸りたい方にお勧めします。

今すぐ商業作品になってもおかしくない、上質なファンタジーでした。

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