概要
そして同じくパーティーを追放されたマナツ、モミジ、ユキオの3人とパーティーを組む。
しかし、4人の職業は全員“魔剣士”であった。
前衛も後衛も中途半端で決して良い待遇を受けない魔剣士だけのパーティー。
皆からは笑われ、バカにされるが、いざ魔物と闘ってみるとパーティーボーナスによって前衛も後衛も規格外の強さになってしまい――
偏った魔剣士パで成り上がりを目指す冒険ファンタジー!
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!一人では無力、しかし皆で力を合わせれば道は切り拓ける
この物語は一言で言うなれば主人公だけでは成り立ちません。
似通った境遇に立たされた者同士、似通った苦悩を味わった者同士、似通った力を持った者同士……。似通っているという言葉は時としては個性を損なわせているとも聞こえますが、今作に置いてソレは唯一無二の武器であり力でもあります。
ですが、かと言ってチート並に強いかと言えば答えはNOです。他と比べれば確かに強いでしょうが、それでも彼等とて人間です。挫折や後悔だって当然します。そして敗北の苦渋を味わう事もあります。
だからこそ、彼等は高みを目指して突き進む事が出来るのです。個々では無力ですが、仲間が居てこそ初めて力が生まれる。個々で無双する小説も有…続きを読む - ★★ Very Good!!とても良いからこそ惜しい
主人公の葛藤や心情が綺麗に描かれており、とても感情移入がしやすい作品です。また心情だけでなく、物語全体の雰囲気、特に不穏な空気を作るのが上手で引き込まれます。
自分も他の作品には無い、良い意味でのある種独特な雰囲気をもつこの物語がどう転がっていくのか楽しみです。
ただ、引き込まれているからこそ、何てことない熟語や日本語の間違いがあると気持ちが離れてしまいます。
誤字とかではなく意味そのものが違うので、小説用の難しい言葉は調べるか使うのを避けるかした方が良いと思います。
最後に、応援コメントにて的外れな批判というか、文句のようなものが散見されますが、新規さんにはその言葉に流されずに読んで欲…続きを読む - ★★★ Excellent!!!チートを手に入れてやったー!わーい!……なわけがないだろうが
正直、最初は「またチートかよ。まぁ読んでから批判してやろう」なんて思いながら読み始めました。しかし、どうだろうか。このレビューを書いてる時点では最新話にあたる63話でも言っているように、主人公はいきなり努力もなく強い力を手に入れたことに後ろめたさと葛藤を抱いています。この時点で、やったー強くなったわーい敵がゴミのようだ~なんてやる頭ハッピーセットなチートモノとは違います。何より、パーティーバフのきかない状況に追い込まれる場面。まるで読んでる私たちの肝まで縮みそうな絶望的な状況の連続は、今までの活躍とは一変した緊迫感に、読む手が止まりませんでした。
これから、一体彼らがどんな成長を遂げるのか。…続きを読む