ゆるさは~強さ~

タグに「ゆるい」とあるように、ゆるさがこの作品のアイデンティティなのでしょ~。
というわけで、コメントもゆるく、星も多くはないんですが、確かに星はつけてみせたく、そして嫌いではない。
「これを伝えたい」「こういう悩みを投影したい」「受けたい」という作為がないので、キャラは悩まず、熱くもなく、陽性・陰性のどっちにも分類できず、パロディともなんか違う。なので星がグーンと与えられる作品でもない。強いていうならカオス。でもお気楽ハッピーになれる数分間。

そして、ここが一番好きなんですが、オチで「とほほ~」って言います。
いまの時代に「とほほ~」って言います。
そもそも昔の作品で「とほほ~」という台詞が出てくる作品も見た限りではろくにないんですが、古さではなくゆるさを追求する中でよく捻出したなと思える台詞。パクりたい。
ここはクスッと微笑ましい笑いです。書き手が「とほほ~」と書きながら笑い、読み手が「とほほ~」を見て笑いつつ、書き手が笑いながらそれを書いてるの想像するのが楽しいんです。
ゴジラがスクリーンでアンギラスくんと話したり、ラドンくんと喧嘩したりしてるのを見る瞬間の笑い。
ゆるい作品はゆる~く見ましょう。