素晴らしい傑作です。これが代表作だとプロフィールにも明記すべきだと思いました。本作は直木賞候補にもなった筒井康隆氏「ベトナム観光公社」の一編への本歌取りとも言える作品ですが、それに勝るとも劣らぬ出来栄えに思わず嘔吐を避けられませんでした。
文学は需要の如何によって価値が決まるものではなく、どれだけ鋭く深く本質に迫るかが重要なのであり、本作ではそれを直腸と尖らせた舌の比喩によって表現されていることもまた付け加えておく必要があろうかと思います。
私は本作で受けた衝撃を、恐らく一生忘れることはないでしょう。中七七三さんのお名前をどこかでお見かけする度に、この「君のうんこを食べたい」を思い出し、ツイッターの呟きを見て、ああ、今うんこ食べたいんだろうなと察することができるのです。
やあ (´・ω・`)
ようこそ、うんこハウスへ。
このうんこはサービスだから、まず落ち着いて食べてほしい。
でも、このレビューを見たとき、君は、きっと言葉では言い表せない
「ときめき」みたいなものを感じてくれたと思う。
殺伐とした世の中で、そういう気持ちを忘れないで欲しい
そう思って、このレビューを書いたんだ。ゆっくりしていってほしい。
うんこは好きかい?もし嫌いなら好きになってくれ。今すぐにだ。
それではうんこ好きのみんなにこの小説について語っていきたいと思う。
うんこを食べることを奇異に感じるかい?
この小説をみればそんな考えは変えられるんじゃないかな。
朝に、昼に、夜に、夜食にもしかしたらおやつに食べるかもしれない。
うんこはおやつに入るのか?知らんけど多分入るんだろう。
甘さも、辛さも、苦さも、すっぱさ、味覚の先にうんこはある。
スカトロに目覚める第一歩として。
その先にある扉を開くために。
この話を読むことをお勧めしたいと思う。