お気楽な魔法少女モノ集まって~といった企画から。
そのジャンルの一つとして見てみたら、ちょっと知ってる魔法少女モノの文法というか、楽しみ方が違うと思います。
これは、この作品の設定・世界観の一部を切り取っていく、PVみたいな小説なんですね。
ローカルなアイドルを題材にしているという作風も相まって、凄くそう感じます。
あくまで、始まりから終わりまでとにかく新しい設定や独自の熱量を持つ世界観をひたすら提示しまくる作品。
断片的な世界の一部を描いて見せて、「この物語内世界はこういう事をしています!みんなそれを見てこういう反応をしています!」っていう熱気と説得力を小説の中で見せるだけです。だけと言っちゃえばそれまでなんですが、それがやっぱり面白さに繋がっています。
SF短編の作りだなーと思いましたが、やっぱ読んでみると、そこに物語はなくとも面白いですよね。
話やドラマはないにせよ、「ワクワク」はすると思います。
PVも映画というジャンルの中の一つとして見られる方はこれも想像を広げて楽しく見られるかもしれません。
これは魔法少女小説・近未来アイドル小説におけるPVです。