キミはボクの『天国の乙女』

放課後対話篇シリーズ2。
本作も5つの章(短編)から構成されています。
主人公(月ノ下君)がヒロイン(星原さん)の力を借りて、学内外の事件の問題を解決していくという設定は、1と同様ですが、2ではふたりの距離感がグッと近くなった気がします。

クラスメイトを含め、二人の会話がとても軽快で面白い。特に『カセットテープと余桃之罪』では、クスクスと笑えること間違いなし。
『魔女のロッカーと欠落の美』は読み応えがありました。

主人公とヒロインの淡い恋心も見え隠れし、ドキドキもプラスされています。

作者様の筆力もですが、内容も読者を飽きさせない展開となっています。

是非、シリーズ1からお楽しみ下さい。

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