橘 綾斗は、十年前のある夏の日の出来事を時折思い出す。それは夢という曖昧な場所だったり、彼の中の思い出の記憶だったり。
『ハルにあいたい』
その強い"思い"だけは確かで。
いつまでも綾斗の中で消えずにいた。
社会人として働く日々、そんな中、隣の部屋にひとりの青年が引っ越してきて―――。
胸を締め付けられるような『心の叫び』、逃げ出したくなるような『強い感情』、そしてあたたかい『ひだまり』を感じる文章がたまらなく好きです。綾斗と春也。思い出の中の少年、ハル。この出会いは偶然か、それとも?
ひょんなことから『朝ごはんフレンド』となったふたり。一緒に朝ごはんを食べるだけの関係が、どう変化していくのか楽しみです♪
綾斗は気付いてなさそうですが、おそらく……そういうことなのだと、察して拝読させていただいております。先の展開がめちゃくちゃ気になるBL作品に出会ってしまいました。
年下×年上が好きな方はぜひ!!
子供のころ心無い女子に言われた、「外見はいいけどしゃべるとつまらない」という言葉に、今も自己肯定感を下げられている美形で華奢な青年、綾斗。
ぐいぐい来るくせに裏切りを働いた元カレとの別れ以来、仕事一筋で過ごしていた綾斗の隣室に、七歳年下の大学生・春也が引っ越してくるところから、物語は動き始める――
文学青年っぽい繊細な雰囲気の綾斗の内面が、ありありと伝わってきます。
少年時代に自分が同性に恋をしていると知ったときの衝撃や、
まじめな恋人を探したくても肉体だけの関係を求められてしまうゲイの世界が、とてもリアルに感じます。
BLというファンタジーではなく、現実的な男同士の恋を描いていると感じる本作、こまやかで文学的な描写に心惹かれます。
繊細な緻密なラブストーリー、ぜひのぞいてみてください。