文字通りです。
プロ顔負けの知識を持つ作者の玉椿さんだからこそ書ける伝奇ホラーです。四神相応の地、晴明桔梗、九字などオカルト系の知識が活きています。勿論、民俗学を専攻しているような人からすれば拙いものともいえますが、作中で知識の正解を求めず、「詳細は分からない」と脇に置いておく手法も、作家としての力量と言えるでしょう。
ツッコミどころがあると言う点を、作中の霊能者たちの設定に練り込んでいる事が特に見事です。
村の不気味さに登場人物の胡散臭さは、伝奇ホラーの看板に偽りがないと感じさせられます。
そしてホラーの合間にある、人間同士の関わりも作者ならではです。
料理の描写は特に秀逸。
温かい食事を作れる、食べられる彼らの日常系の場面には、登場人物は記号化されたキャラクターではなく人なのだと感じさせられます。
そして人の温かさと表裏一体となっている悪感情も、ひと味違いました。
怪異が恐いのではなく、人が恐い。
恐い人が引き起こした怪異だから、もっと怖い。
文芸寄りの文章を書ける人だからこそ作れた物語です。
ラスト1話くらいまで読みました。
本当に面白いです。
続き、完結、楽しみにしてます。
タイトル回収のところも、本当にすごいなって思いました。
料理も美味しそうな描写がたくさんあって、自分でも作ってみたいな、作って食べてみたいなと思わせるような、いい描写でした。
アクションシーンの代わりに、これはどういうことなんだろう、と考えさせられる要素がかなりあったりして、読んでいてとても楽しかったです。
読み終わったあと、一言、よかったな、と思いました。登場人物達がかなり大変だったし、この結末にするには、終わらせるには、かなり作者の玉椿さんも大変だったんだろうな…と感じました。私は物語はあまり書けなくて音楽とか絵ばかり作りますが、やっぱり仕上げって本当に大変で。
なので本当にお疲れ様です。
とても面白いですよ。
ラスト1話、完結したらまた読みに行きます!
間違えて完結したと早とちりしちゃってすみません汗
続きとてもたのしみにしてます!!