ブラッド・バレット・バーサス!―Chevalier―

作者 四ツ谷

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★★★ Excellent!!!

シーンを、映画のように想起させる力がある作品だと思いました。
特に3、4章はスピード感があり、一気に読み進めることができました。

それぞれの登場人物が、若干、ステレオタイプではあるものの、むしろ、それが故に、読者をエンディングまで引っ張る安定感に繋がっているのかもしれません。

今回のストーリーは、1章ごとに1冊の小説になるほどの深さがあると思うので、もっと主人公やほかの登場人物に、じっくりと感情移入できるような作品作りを、今後期待しています!

★★★ Excellent!!!

本作で目を見張るもの、それは、圧倒的な必然性ではないかと感じました。
何故今、この地に、この人物が転生し、どうしてこの闘いが起き、この結果になったのか。読み進めるうちに、それら全てに納得がいく。
読み易いのに、迷いのない文章で、その答えへと導いてくれる展開は、まさに、主人公の一貫した信念そのもののように思いました。

そして、もう一つ感心したのが、本作に登場する全ての人物に何かしらの意味があること。
敵も味方も関係なく、この者と敵対したから得たものがあり、この人と関われたことにより変われたものがある。
一人として無駄な出会いがないのです。

さらには、敵でさえ、絶対悪とは言えず、悪となってしまった背景に、ともすれば共感してしまいそうな自分を、主人公が曲がらない主張で対峙していく姿には、人として惹きつけられるものがあります。

一つ、読めない点をあげるなら、笑いの要素。そこそこシリアスなシーンで唐突に笑わせてくれる。何故ここで? と突っ込まずにはいられないのに笑ってしまう。
でも実は、その内容が後の重要場面への布石だったりするのです。
それが分かった時には、もうお見事としか言いようがありません。

作者視点で見れば、非常に綿密なプロットを作り上げてからの執筆だったのだろうと感心しきりです。

ですが、一人の読者としては、あっという間にこの世界に入り込み、主人公たちと一緒に笑って、泣いて、成長していくような感覚を味わうことができます。
非常に面白く、得るものの多い作品だと思いました。

『そうなるべくして、そうなった』主人公たちの必然性に彩られた人生の一部を、共に追体験してみてはいかがでしょうか。

★★★ Excellent!!!

最初の設定からしてもう笑うしかありません。19歳のヤクザ者がカチコミで死んで異世界転生てw 序盤からもうガッツリと引き込まれ、しかしお笑い路線でそのまま進むかと思いきやしっかりとした人間ドラマがあり泣かせ所もあり。読んでいて実に爽快でした。
校閲的な視点から見てもおかしな点が特に無く、作者さんの技術力の高さが伺えます。
安心して読み進められる良質作品です。

★★★ Excellent!!!

1部の10話まで読みました。
設定も凝っていて、とても面白かったです。
1番印象的だったのは人の気持ちを大事にしているな、という所でした。
各々の心情が描写され、それが対になる展開にとても引き込まれました。
戦闘シーンは少し複雑でしたが、塵芥の攻略法は読んでいてとても感心しました。
少し違うかも知れませんが、塵芥の条件である力を伝える、という所を逆に利用し、技を相殺する事でその反動で塵芥の力が自身に伝わってしまい、塵芥が自身に発動してしまった、という解釈で宜しいでしょうか?
とても考え込まれた戦闘シーンだと思いました。
本当に面白かったです。
時間がある時、是非続きも読ませていただきます。

★★★ Excellent!!!

世界観とかは既視感が少しある感じですが、内容は面白いです。結構作り込まれてます。にしても主人公の真っ直ぐさが眩しい。陰陽があるから陽が引き立つ感じの主人公ですね。

最初は主人公の口調から、元はおじいさんかな?と思いました。実は若かったのに違和感が最初はありましたが、読んでると馴染みます。

読みやすい文章で、テンポもよく、一気読みしました。

★★★ Excellent!!!

導入部分はよくある異世界転生か〜ぐらいにしか思ってなかったのですが、読み進めて行くうちに止まらなくなってしまいました。

戦闘描写の書き込みが深く、主人公の能力の活かし方も成る程と思うものばかりでした!

ストーリー自体は所謂王道物でとっつきやすかったですし、終わり方もスッキリしていた上に、続編を匂わすというか続編を作る事が容易な設定なのも斬新で今迄に無いパターンの異世界転生物だなと思いました!

王道でありながら、オリジナリティーや少し厨二感溢れる作品となっております。
是非一度お読みください!

★★★ Excellent!!!

登場人物たちの背景、戦闘シーンのスピード感、コミカルな会話、息もつかせぬ展開に夢中になって読んでしまいます。
主人公の神楽木龍之介がブレてなくてかっこよく、応援したくなるキャラクターなのもいい。

全体を通して見ると展開を急ぎすぎているようにも思えますが、2時間半の映画を観たくらいの満足感があります。

晴れ渡った空のようなすがすがしさのある読後感が好いのです。
登場人物みんながそれぞれの形で心が成長したことが、ラストで読者が感じる気持ちよさに繋がっているのでしょう。

爽快感のある小説を読みたいときはもちろん、ちょっと落ち込んでいるときにもお勧めです。

★★ Very Good!!

主人公のキャラクターが個人的にかなり良い作品だと思います。

所謂任侠ヤクザとも違う、少年の心と大人の心が同居したキャラクターが、人の為に戦うというのは見ていて気持ちがいいものでした。

世界感はおそらくキャラクターを動かすために用意されたものだと感じました。ややメタい部分などが引っかかったのは、普段読む作家やジャンルによるものかも知れません。

各章、各話をもっと見たいと思いましたし、掘り下げることができれば、世界観や価値観、キャラクターへの没入感が深まるのかなぁなんて思いました。

全体的にキャラクターを楽しむ。そんな作品だと私は感じました。

★★★ Excellent!!!

これを読んで熱くならない!? そんな馬鹿な。

男同士の信念のぶつかり合い。疾走感あふれる戦闘描写。
心くすぐられる異能力に、登場キャラの魅力。
制限された能力に見出す活路。逆転に継ぐ逆転劇!

どれをとっても最高の一作。一度読み始めたら止まらない。文字通り血の滾るバトルは読者を選ばず魅せてくれます。
熱い能力バトルが見たい方、必見です!

★★★ Excellent!!!

 カタギの主人公が二度目の人生において主人に召喚され、紆余曲折ありながら、最後は感動的なハッピーエンドを迎える、素敵な物語。
 主人公はランク1で、しかもカタギ。口も悪ければ態度もでかいが、主人公を召還した主人やその姉などの出会いによって、少しずつ変わっていく。そして、主人公の言動が周囲に影響を与えて、周囲の人々も変わっていく。
 そんな異世界で、あることがきっかけで主人公とヘタ(主人)とその姉は大金を手にする。ヘタは学校に行くのが夢だった。その願いを叶えるために、王都に向かった三人は、主人公のかつての友人と再会を果たす。その友人の勧めで、賭け事に手を出してしまったが、なんと、ヘタの姉は賭け事の才能があった。しかも、ハーフビーストの美女だった。ほっとしたのもつかの間。ヘタの姉が、王の騎士から城へ連れ攫われる。
 王都では暴動が起き、主人公は城へと急ぎ、ランク5の騎士と激戦を交える。そこで目にした王の本当の姿とは? 
 そして現れる、本当の敵! 己の魂をかけた真の戦いが始まる!
 主人公などシュバリエ(ここでは召喚された者)が女神から与えられる特殊能力や、それを用いたバトルが見ものであり、キャラクターも前世の記憶を持っていることで独特の雰囲気がある。最初は主人(マジェスタ)が召喚者に代理戦をさせる構図が、某人気ゲームに似ていると思いましたが、読み進めると全く別物だと分かります。
 最後は感動的なハッピーエンドで、とても良かったです。

 是非、ご覧下さい。

★★★ Excellent!!!

小説には色々な楽しみ方がある。
だから、
読み方を指南するような無粋はするべきではないのだけど、
だから、
敢えて云わなくてはなるまい。

 諸君。
 この小説のセリフは大きな声に出して読んでみよう。
 できれば録音もして。

そうあってこそ物語の真価が見えてくる。

★★ Very Good!!

読みやすく、話の展開にもスピード感がありますが、没個性感が否めません。

その辺の創作物に出てきそうなキャラクターがその辺の創作物にありがちな会話、ギャグ要素等を繰り広げてるように思えます。

ルビの振り方も厨二病感が強く、そこに振る必要があるのか疑問に思うようなところに振られていて、読んでいて少し疲れます。

行間の使い方などはよかったと思います。
これからの作品に期待しています。頑張ってください。

★★ Very Good!!

殉じる。

男なら「死にザマ」を考えることはあるが、結局、無様に生にすがりつく。それが現実。

でも、一度死んだら、「死生観」は変わるのだろうか?
ある男は自分の中に埋もれていた欲望を知り、ある男は果たせなかった誓いにこだわり、ある男は失った可能性に心を馳せる。

この異世界には悪人はいない。ただ、自分にどこまでも正直な人間がいるだけだ。愚直に自らの正義に殉じる男たちだけが。

⋯⋯と、カッコつけてみましたが、こんないい感じの読後感に浸れます。オススメ。