カタギの主人公が二度目の人生において主人に召喚され、紆余曲折ありながら、最後は感動的なハッピーエンドを迎える、素敵な物語。
主人公はランク1で、しかもカタギ。口も悪ければ態度もでかいが、主人公を召還した主人やその姉などの出会いによって、少しずつ変わっていく。そして、主人公の言動が周囲に影響を与えて、周囲の人々も変わっていく。
そんな異世界で、あることがきっかけで主人公とヘタ(主人)とその姉は大金を手にする。ヘタは学校に行くのが夢だった。その願いを叶えるために、王都に向かった三人は、主人公のかつての友人と再会を果たす。その友人の勧めで、賭け事に手を出してしまったが、なんと、ヘタの姉は賭け事の才能があった。しかも、ハーフビーストの美女だった。ほっとしたのもつかの間。ヘタの姉が、王の騎士から城へ連れ攫われる。
王都では暴動が起き、主人公は城へと急ぎ、ランク5の騎士と激戦を交える。そこで目にした王の本当の姿とは?
そして現れる、本当の敵! 己の魂をかけた真の戦いが始まる!
主人公などシュバリエ(ここでは召喚された者)が女神から与えられる特殊能力や、それを用いたバトルが見ものであり、キャラクターも前世の記憶を持っていることで独特の雰囲気がある。最初は主人(マジェスタ)が召喚者に代理戦をさせる構図が、某人気ゲームに似ていると思いましたが、読み進めると全く別物だと分かります。
最後は感動的なハッピーエンドで、とても良かったです。
是非、ご覧下さい。