初恋の人が幽霊になって現れました

高校生の優斗は小学生の藍を実の妹のように可愛がり、また藍もそんな彼が好きだった。ある日優斗は突然亡くなってしまう。藍は予期せぬ彼の死を悲しんだ。
時は過ぎて藍は優斗と同じ高校へと進学する。高校で出会ったのは在りし日と変わらぬ姿の幽霊となった優斗であった。

心理描写が細かで心の機微が丁寧に描かれています。優斗の事情だとかそれを思いやる藍の心情だとかを読んでいて、思わず一緒に怒ったり落ち込んだりしてしまいます。
読めば読むほど藍にとって優斗は本当に大きな存在だったのだなと感じました。
そして藍の純真な恋心は読んでいてつい、頑張れ! と応援したくなるのではないでしょうか?

幽霊が出てくるお話なのですが全く怖くないので万人に読んでいただきたい作品です。

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