ささやかだけど確かな繋がり

主人公とおばちゃんは、朝のバス停であって、飴を貰って、少しお話しする、ただそれだけの関係だと言ってしまえばそうですが、そこから物語が広がっていく様子がとても素晴らしかったです。
ちょっとうっとおしく思えたおばちゃんの存在が、段々と主人公の日常に馴染んでいくようで、私もおばちゃんの登場を楽しみにしながら読んでいました。
身近な人との繋がりを、もう一度考えたくなる一作です。

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