第7話 冒険フェイズ⑤「今はまだ語るべきときではありません」

GM:次はぼうしちゃんのシーンだね。

ぼうし:はーい。


●第2サイクル シーン3 シーンプレイヤー:ぼうし

ぼうし:とりあえず、「エリア3」に戻らなくちゃ。

GM:それじゃあまず、移動判定をしてね。【技術】で判定をどうぞ。

ぼうし:(コロコロ)2、5。ムードダイスは2を取って、達成値4で成功。

サーベル:(コロコロ)2、6。ムードダイスは同じく2で、スペシャルで成功!

GM:それじゃあ、赤の領域のインガが2つ増えて、第二段階に覚醒するね。


 黒:2 赤:5 青:2 緑:6 白:3


GM:二人は「エリア3」に戻ってきたよ。ライオンが「おっ、休憩するのか? ゴロゴロするのか〜?」と嬉しそうに二人を出迎えるね。

ぼうし:「わっ、ライオンさんです! 食べられちゃいます〜!」

GM(ライオン):がうがう(笑)。

ぼうし:あうあう(笑)。「あ、甘噛みされちゃってます……!」

サーベル:「大丈夫だよ、ライオンはこう見えてグルメだからね!」

GM(ライオン):「うーん、やっぱりあんまり美味しくないなぁ」

ぼうし:なんか悲しい。

GM:(笑)。ここではシーンイベントとして、ライオンと一緒に休憩をすることができるよ。二人とも、「休憩表」をD66(サイコロを2個振って高い方を一の位、低い方を十の位として読む)で振ってね。

ぼうし:(コロコロ)36。

GM:「食事をしながら、仲間と大いに語り合う。このシーンに登場して、食事を行ったキャラクターは、自分の持つ【想い】のパトスマークについたチェックを1つ消す。」……なんだけど、【想い】にチェックが付いてないから意味ないね。

ぼうし:がーん。まぁいいか、とりあえずライオンさんと語り合っておこう。「ライオンさん、怖い方かと思ってたけど、お喋りしてみたらなんだか優しそうです! もう怖くなくなりました!」

GM(ライオン):「そうか? じゃあもうちょっと味見していいか?」

ぼうし:「あれっ?」

GM:そう言ってライオンは、ぼうしちゃんの顔をベロベロ舐めるよ(笑)。

ぼうし:「うう〜、ベトベトです……」

GM:だいぶ味見されたね。じゃあ次は、サーベルちゃん。

サーベル:(コロコロ)うぇ、16。1の目が入ってるのはあんまり良くなかった気がする……。

GM:「突然の空腹に襲われる。このシーン中に食事を行わなかったPCは『重傷2』の変調を受ける。この変調は、食事を行うと回復できる。」

ぼうし:えっ、ぼうしちゃんは何も持ってないよ!

サーベル:アイテムって他のPCにあげられるんだっけ?

GM:うん、あげていいよ。

サーベル:じゃあぼうしちゃんに「食料」を1個あげる。

ぼうし:やったー! 「そういえばボク、おなかが空いてたんです……!」と言ってバクバク食べるよ(笑)。

GM:そういえば導入からおなかが空いたって言ってたね(笑)。

サーベル:「私もちょうどおなかが空いたな〜って思ってたんだよね」と言って、サーベルちゃんも「食料」を4つ食べるよ。

GM:それじゃあ二人とも、【生命力】を回復させておいてね。

サーベル&かばん:はーい。


  ぼうし 生命力:12⇢13

  サーベル 生命力:8⇢12


GM:続いてぼうしちゃんはシーンの行動ができるよ。

ぼうし:うーん、ここは自分の【真実】を調べよう。そろそろ気になってくるはず。

GM:頼りのあしざきおにいさんにも会えなかったしね。

ぼうし:「ボクはいったい何者なんだろう……。きっとこのぼうしに答えがあるはず……!」

サーベル:まだ言ってる(笑)。

ぼうし:(コロコロ)よし! 4、5だから、ムードダイスに4を取って、アクションダイスは5で成功!

GM:おお、緑の領域の覚醒段階が第三段階になったね。


 黒:2 赤:5 青:2 緑:7 白:3


GM:それじゃあぼうしちゃんは、自分の予言カードの【真実】を確認してね。

ぼうし:どれどれ……(予言カードを捲る)。ふむふむ、なるほど。「わかってしまいました……。ボクがいったい、何者なのか」

サーベル:「ぼうしちゃん、いったいあなたは何者なの……? 『黒い星』、なの……?」

ぼうし:「今はまだ、語るべきときではありません……」

サーベル:えぇ……。公開できないの?

ぼうし:今はまだ語るべきときではありません。

サーベル:ぼうしちゃんの中の人は、いっつも自分の情報を秘匿するからなぁ。

GM:わかる(笑)。

ぼうし:いや、秘匿したほうが面白そうだから秘匿してるんだよ。

サーベル:それで面白いのは自分だけだけどね(笑)。

ぼうし:ぐぬぬ……。

GM:(笑)。じゃあこの辺りでシーンを切ろう。

ぼうし:待って。ぼうしちゃんは調査判定に成功したので、ギフトの「失われた物語」を「凍える炎」に変更するよ!


「失われた物語」は忘却の子のギフト。調査判定に成功すると、このギフトを他の好きなギフトに変更することができる。

「凍える炎」はクトゥルフ神群の親神、クトゥガのギフト。目標に4D6点のダメージを与えることができる、術式のギフトだ。


サーベル:おおー。ぼうしちゃんが戦闘型に……。

GM:サーベルちゃんは支援型だから良いバランスだね。うん、それじゃあこれで2サイクル目は終了!

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