第3サイクル

第8話 冒険フェイズ⑥「クマの神子が出てきたら気まずいでしょ」

GM:続いて3サイクル目だね。次はサーベルちゃんのシーンでいいかな?

サーベル:うん。いいよー。


●第3サイクル シーン1 シーンプレイヤー:サーベル

サーベル:まずは「エリア2」に移動するよ。

GM:それじゃあ移動判定。二人とも【技術】で判定してね。

サーベル:(コロコロ)4、6。ムードダイスは4で、スペシャルで成功!

GM:おおー。サーベルちゃんは安定してるね。緑の領域のインガが1つ増えるよ。


 黒:2 赤:5 青:2 緑:8 白:3


GM:次はぼうしちゃんだね。

サーベル:「眷属の加勢」を使うよ! 達成値にプラス1。

ぼうし:「ありがたいです……!」(コロコロ)う。1、5なんだけど、どうしよう……?

サーベル:うーん、今インガが増えても黒の領域の覚醒段階は変わらないし、ぼうしちゃんが失敗すると「眷属の加勢」の効果でサーベルちゃんの【生命力】が2点減るから、ここは黒のインガを増やしてもいいよ。

ぼうし:じゃあ、そうしよう。ムードダイスは1、アクションダイスが5で判定は成功。

GM:それじゃあ、黒の領域のインガが3つになったよ。


 黒:3 赤:5 青:2 緑:8 白:3


ぼうし:ごめんね、サーベルちゃん。

サーベル:へーきへーき。


GM:さて、二人は「エリア2」に到着したよ。ここには小さなレストランがあるね。

ぼうし:「ここってカバさんが言ってた、キツネさんのいる……」

サーベル:「そうなのかな? とりあえず入ってみよう!」

GM:じゃあ、二人が扉を開けると、カランカランとカウベルの音が鳴って、キツネが出てくるね。

ぼうし:やっぱり!

GM(キツネ):「ようこそイナリレストランへ〜。ご注文はいかがします〜?」

サーベル:「イナリレストラン? イナリレストランにはどんな料理があるの?」

GM(キツネ):「実は私、まだ料理作ったことないんだ〜。でも誰かに料理を振る舞いたくて、お客さんを待っていたの。何か言ってくれたら作るよ〜」

サーベル:「そうなんだ。うーん、ぼうしちゃん、何か食べたいものはある?」

ぼうし:「そうですね……。熊の手が食べたいです(笑)」

サーベル:熊の手!? えっとGM、クマの神子って出てくる予定ある?

ぼうし:クマの神子を倒して入手するの?(笑)

サーベル:いや、そうじゃなくて……。クマの神子が出てきたら気まずいでしょ(笑)。

GM:クマの神子は別に出てこないよ。

ぼうし:「じゃあ熊の手をください!(笑)」

GM(キツネ):「熊の手? あぁ、知ってるよ〜。熊の手って料理なら、あしざきおにいさんに教えてもらったんだよね〜」

ぼうし:嘘でしょ!?(笑)

サーベル:「やっぱりあしざきおにいさんはすごいなぁ(笑)」

GM(キツネ):「よかったら一緒に作らない〜?」……ということで、二人はキツネを手伝うことができるよ。判定は【技術】か【頭脳】。成功すると料理が完成して、二人とも【生命力】が1D6点回復するよ。

サーベル:「もちろん手伝うよ!」【技術】で判定するね。(コロコロ)う、1と2。これ以上黒の領域のインガを増やすわけにはいかないなぁ。仕方ない、ムードダイスに2を取って、ファンブルで失敗にするよ。

GM:はーい。赤の領域のインガが1つ増えるね。


 黒:3 赤:6 青:2 緑:8 白:3


GM:続いてサーベルちゃんはファンブル表をどうぞ。

サーベル:(コロコロ)3。

GM:「この失敗は後に祟るかもしれない……。自分の【生命力】が1D6点減少する。」

サーベル:うぅ、けっこう痛い……。(コロコロ)3点!


  サーベル 生命力:12⇢9


GM:まだ大丈夫そうだね。それじゃあ次は、ぼうしちゃんだよ。

ぼうし:「お手伝いします!」【頭脳】で判定するよ。(コロコロ)2、3。ムードダイスに3を取って、アクションダイスは2で失敗にしておこう。「駄目でした……!」

GM:これで青の領域のインガが3個になったね。


 黒:3 赤:6 青:3 緑:8 白:3


GM(キツネ):「うーん、上手くいかないね〜。もう一度最初からやり直したら上手く行くかも〜?」……という感じでシーンイベントは終了。このエリアに留まれば、次のシーンで再度挑戦することができるよ。

サーベル&ぼうし:はーい。


GM:じゃあ、シーンプレイヤーのサーベルちゃんはシーンの行動をおこなってね。

サーベル:うーん、そうだなぁ……。「降ってきた星」の予言カードを調査しようかな。……でも【頭脳】はC+だから、あまり期待しないでね。「数日前に突然降ってきた、あの星はいったい何だったんだろう……」(コロコロ)4。ちょうど成功!

ぼうし:おおー! えらい!!

GM:それじゃあ「降ってきた星」の【真実】をどうぞ(予言カードを渡す)。

サーベル:(【真実】を見て)ふむふむ。じゃあ、「降ってきた星」の【真実】を公開するよ!


予言:降ってきた星

【真実】

 黒い星。人の絶望に反応し絶界を引き起こす神話の欠片。ただし希望に反応すると輝く星となる。

 怪物を倒した一人がプラスの【想い】のパトスを消費すると、輝く星を手に入れる。輝く星を得た者は、神話の力を維持するため小さな願いを叶えることができる。願いの内容はGMと相談。

 この【真実】が公開された後、「エリア5」動物園ゲートへ行くと決戦フェイズとなる。

▶トリガー:この【真実】の調査に成功する。


ぼうし:「エリア5」ってすぐ隣だよね?

GM:そうだね。戦闘の準備を整えたら、先に進むといいよ。

サーベル:でも、まだ「人の行方」の予言カードの調査もできてないよ?

GM:そうだったね。まぁ、シナリオの目安は6サイクルみたいだから、まだ焦らなくても大丈夫。

サーベル:そっか。じゃあサーベルちゃんは「人はどこに行ったんだろう……」と思いを馳せているところで、シーンを閉じるよ。

GM:はーい。それじゃあ、次はぼうしちゃんのシーンだね。

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神話創世RPGアマデウスリプレイ「ZOOっと友達だよ!」 みやし @coo_jrbdw462

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