第2サイクル

第5話 冒険フェイズ③「あの魅力には何か秘密があるに違いない」

GM:引き続き2サイクル目だね。

サーベル:じゃあ、次は私のシーンかな。


●第2サイクル シーン1 シーンプレイヤー:サーベル

GM:まずはサーベルちゃん、エリア移動はするかな?

サーベル:うん。「エリア4」に移動するよ!

GM:それじゃあ二人とも、例によって【技術】で移動判定だよ。

サーベル:先に振るねー。(コロコロ)4、6。ムードダイスは4で、スペシャルで成功!

GM:おお。じゃあ緑の領域のインガが1つ増えるよ。


 黒:1 赤:3 青:2 緑:5 白:3


GM:それじゃあ次はぼうしちゃん。

サーベル:お願いだから運命の輪を回転をさせるのはやめて……! あっ、そうだ! ここで、「眷属の加勢」を使っておこう。


「眷属の加勢」は、獣の子のギフト。他のPCの判定にプラス1の修正をつけることができるが、もしその判定が失敗すると、使用者は【生命力】を2点失う。


サーベル:ぼうしちゃんの判定の達成値にプラス1するよ! これで失敗したら私の【生命力】が減っちゃうから、絶対に成功させてね……!

ぼうし:でもサーベルちゃんはボクが移動が苦手な神子だと知って加勢しようとするんだからそれくらいのリスクは負ってもらわないと……(笑)。(コロコロ)あっ。4、5でどっちでも成功! 白の領域は別に要らないから、ムードダイスは4を取っておこう。

GM:おっけー。緑の領域が第三段階に覚醒するまでもう少しだね!


 黒:1 赤:3 青:2 緑:6 白:3


ぼうし:「は、初めて移動に成功しました……!」

サーベル:「よかったね、ぼうしちゃん!」

GM:うんうん。二人が「エリア4」にやってくると、サーベルちゃんはここが「飼育員棟」だと気づくことができるよ。

サーベル:「ここは……飼育員棟……!」

ぼうし:「そうなんですか! ここがなんとかおにいさんがいるっていう……」

サーベル:「『あしざきおにいさん』だよ! おにいさんはどこにいるんだろう……」

GM:サーベルちゃんはと匂いを辿って、あしざきおにいさんの部屋まで辿り着くことができたよ。

ぼうし:おおー。すごい!

GM:だけど、そこにあしざきおにいさんの姿はなくて、一冊の日記帳だけが残されているね。ここで「あしざきおにいさん」の予言カードを調査することができるようになったよ。

サーベル:なるほど。「あれー? あしざきおにいさん、いないみたい……」

ぼうし:「誰もいないじゃないですか! ここに来たらボクのことがわかるはずだったのに……」と、ぼうしちゃんはしょんぼりする。

サーベル:「でもあしざきおにいさんの日記があるよ! きっとこれは、私たちのために残していってくれたんだよ! 早速読んでみよう!」

ぼうし:「そうですね、読ませていただきましょう!」

サーベル:というわけで、調査判定をするんだけど、「親神の恵み」を使いたいな……。


「親神の恵み」は、自分の親神の権能と関係のある判定の達成値を上昇させるギフトだ。ただし、判定の前に使わなければいけないし、1点上昇させるごとに【生命力】を2点失う。


サーベル:あしざきおにいさんは飼育員だから、「猫」と関係があるんじゃないかな……?

GM:うーん、バステトの権能は、「魅了、子ども、猫」だよね? なら、「魅了」のほうがいいかな。動物たちはみんなあしざきおにいさんに魅了されてるから。

サーベル:なるほどね。「あしざきおにいさんに撫でられると、なんだか安心するんだよね……。あの魅力には何か秘密があるに違いないよ!」

GM:うん、いいよ。サーベルちゃんは【生命力】を2点減らして、この判定の達成値にプラス1してね。


  サーベル 生命力:10⇢8


サーベル:これで出目が3以上で成功……!(コロコロ)4!

GM:おおー! 出たね。じゃあサーベルちゃんは「あしざきおにいさん」の【真実】を見ることができるよ(予言カードを渡す)。

サーベル:ありがとう! ふむふむ。じゃあ早速、「あしざきおにいさん」の【真実】を公開するよ。


予言:あしざきおにいさん

【真実】

 芦崎はこの動物園が閉園になる事を悩んでいた。

 そのため「怪物:黒い星」に動物園が永遠に続くことを願ってしまった。

 この【真実】が公開された場合、マスターシーン「動物園のあしざきおにいさん」を演出する。

▶トリガー:この【真実】の調査に成功する。


ぼうし:やっぱりあしざきおにいさんが原因か!

GM:それじゃあ、ここで一旦シーンは終了。マスターシーン「動物園のあしざきおにいさん」が発生するよ。

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