第2話 導入フェイズ②「何も覚えてないですから」
GM:と、その前に二人の予言カードを渡しておくね。こっちがサーベルちゃん(予言カードを渡す)。
予言:サーベル
【暗示】
あなたは動物園に住む動物だった。
動物園が絶界化した際に「獣の子」として覚醒した。
絶界化した動物園では様々な問題が発生している。
あなたの【使命】は動物園の仲間たちを助けることである。
サーベル:これって裏面の【真実】も見ていいんだよね?
GM:うん、サーベルちゃんは見てもいいよ。ぼうしちゃんにはまだ見せちゃだめだからね。それでこっちが、ぼうしちゃんの(予言カードを渡す)。
予言:ぼうし
【暗示】
あなたは自分が何者かを忘れてしまった「忘却の子」である。
絶界の中、目覚めたあと他のPCたちと出会った。
あなたの【使命】は自分が何者であるかを突き止めることである。
あなた自身も調査するまで【真実】を見ることが出来ない。
GM:ぼうしちゃんはまだ裏面の【真実】は見ちゃだめだよ。
ぼうし:はーい。「いったいボクは何者なんだろう……」
GM:じゃあ「活力の決定」をするよ。二人とも1D(サイコロ1個のこと)を振ってね。
ぼうし:(コロコロ)4。
サーベル:(コロコロ)あ、6!
GM:その分だけ生命力の最大値が増加するよ。ただし、現在値は変わらないから注意してね。
サーベル:はーい。
GM:続いて「冒険の準備」をしよう。まずは倹約判定から。二人とも、【日常】で判定をしてね。成功すると達成値の分だけ
ぼうし:4で成功だよね? (コロコロ)う。1、1。
サーベル:ちょっとぉ! いきなりピンゾロ!?(笑)
GM:あらら。じゃあまずムードダイスを選ぶんだけど、1しか選べないから、「運命の輪」の黒の領域にインガが追加されて、第一段階に覚醒するね。
黒:1 赤:0 青:0 緑:0 白:0
ぼうし:あれ? これって確かすごく迷惑なやつでは……。
サーベル:うん。黒の領域の覚醒段階の分だけ、今後すべての判定にマイナスの修正が付くから……。
GM:そう。「絶望の闇」だね。
サーベル:ぼうしちゃん! 5を出さないと成功しなくなっちゃったよ!
ぼうし:「そんなこと言われてもボクは何も覚えてないですから……」
サーベル:都合がいいなぁ!(笑)
GM:さらに、ぼうしちゃんはアクションダイスも1しか選べないないから、判定はファンブルで失敗だね。ファンブル表を1Dで振ってね。
ぼうし:(コロコロ)6。
GM:『周囲から活気が失われる。運命の輪のなかから、黒以外の領域のインガがすべて1つずつ減少する。』……まだインガが貯まっていないから、特に影響はないよ。よかったね。
ぼうし:よかった!
サーベル:次は私だね。(コロコロ)3と6。3をムードダイスにして、6をアクションダイスにする。で、判定はスペシャルで成功!
GM:うん。じゃあまず、ムードダイスが3だから青の領域にインガが追加されて、第一段階に覚醒するね。
黒:1 赤:0 青:1 緑:0 白:0
GM:で、アクションダイスが6なんだけど、「絶望の闇」で達成値が1下がってるから、5神貨獲得だね。
サーベル:もー! ぼうしちゃん!!
ぼうし:「何もわからないです……」
GM:(笑)。ここでアイテムを買うこともできるよ。
サーベル:じゃあ「食料」を3つ買い足しておこう。それ以上は持てないや(笑)。
GM:はーい。これで導入フェイズは終わりだね。冒険フェイズに入るよ!
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