短編集目次
小説を書き始めて一年経ったころ、カクヨムの企画に刺激され書いた作品です。
戸松様の企画に参加するということで、少し手直ししておきました。
主人公はある若い冒険者ですが、すでに私の作品『ポータルズ』をお読みの方は、登場人物の一人、リーヴァスの若い頃の話だと思っていただけたらと思います。
彼の話は、また長編として書きたいと考えています。
作品に戻りますが、幻想的な雰囲気を味わっていただけたら嬉しいです。短編の悲恋ものは暗くなりがちなので、そうならないようにしたつもりですが、結果は読者様任せです。
折角の機会なので、以下、私の短編を整理しておきます。
◇『あるギルドの一日』
ある冒険者ギルドでの一日が、小さなギルマス、キャロの視点で描かれています。 『ポータルズ』作品群の一つですが、異世界やファンタジーに興味がない方でも楽しめる短編です。ファンタジー好きの方にはギルドの雰囲気を味わっていただけたらと思います。旧版と改訂版があり、以下のurlは、改訂版のものです。『ポータルズ』をお読みの方は、旧版がオススメです。
https://kakuyomu.jp/works/1177354054887667110
◇『私の好きなモノ』
ミステリー風の短編小説です。初めて書いた短編でしたが、読者様からの評価は意外にも高かったです。
海が見えるカフェで久しぶりの再会を果たした同級生の女性二人。その一人によるモノローグの形でお話は進みます。
意外な結末が待っています。
https://kakuyomu.jp/works/1177354054885757628
◇『薔薇香る憂鬱』
これもミステリー風の短編です。上記『私の好きなモノ』を別角度から掘り下げた作品となっています。
https://kakuyomu.jp/works/1177354054885781368
◇『飴と傘』
上記作品とともに、夢月七海様の企画用に書いたものです。
若い男性のモノローグで物語が進みます。視覚と味覚に思い入れがある作品です。
https://kakuyomu.jp/works/1177354054886031483
◇『海空雲、そして本と音楽』
企画用の書き下ろしです。
ある青年が体験する海辺の夏を切りとりました。
BGMで流れるボブ・マーリイが印象深い作品です。
https://kakuyomu.jp/works/1177354054886466924
◇『さいわいなことり』
題の柔らかさとは一転、冷たさが漂う短編です。
これも夢月七海様の企画用に書いたものです。
https://kakuyomu.jp/works/1177354054886886907
◇『締め切り』
三百六十四通の恋文メールを送った青年。
果たして、三百六十五通目のメールは彼女の心に届くのか。
https://kakuyomu.jp/works/1177354054886554736
◇『みなも』
二百字制限の企画用に書いた作品です。
詩の形になっていますが、定型ではなく自由詩です。
語尾で形を作ってみました。
横書きならではの「遊び」ですね。
https://kakuyomu.jp/works/1177354054886914579
◇『意識の彼方へ』
【肉体消滅後に意識はどういう状態になるのか?】をテーマに書いたものです。
https://kakuyomu.jp/works/1177354054885833134
◇『銀髪少女は学校へ行く』
幼い姉妹、ナル、メルが初めて学校へ通うお話です。
『ポータルズ』の外伝となります。
ナルの語りで物語が進みます。
本編を読んでいなくても楽しめる作品になっています。
https://kakuyomu.jp/works/1177354054885553525
いつの間にか、短編集が組めるほど作品を書いていました。
短編は衝動的に書きはじめることが多いですから、書けるかどうかは、その火種に出会えるかどうかですね。
以上、『夢幻の女』と合わせ十一編です。
霧幻の女 空知音 @tenchan115
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