著者の作品は全て読ませていただいていますが、全ての作品に共通するのは、登場人物が自分の人生を自分で選べないというところです。『螺鈿の鳥』の仙月は宮女として生きていくしかなかった、『チンチロリンとガ…続きを読む
えっ「戦場を渡る蝶」のことが弦朗君だってしばらく気づけなかったのって俺だけだって? うせやろ!?(挨拶)「翠浪の白馬、蒼穹の真珠」本編の前日に数奇な交流を果たしたサウレリと、弦朗君。ふたりの「後…続きを読む
古代中華風の世界観で紡がれながら、異世界ファンタジーというジャンルの印象よりも重厚で味わい深い、とても美しい作品です。民族同士の対立、王族としての権力をめぐる対立、そんな宿命を負いながらも互いの…続きを読む
この作品で描かれている男同士の情誼は、現代の男性が日常の生活を送っていては手に入らないと思わせる。 お互いに立場があり、自身の気持ちを優先することは出来ない中、想いを友に託し、友を想う。こうま…続きを読む
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