帝都斬魔夜行 ―聖皇姫編―

作者 蜂蜜 最中

49

18人が評価しました

★で称える

レビューを書く

★★★ Excellent!!!

大正時代、日露戦争勝利に酔いしれる、東の国の都にて。
続く令嬢誘拐事件を追う中で出会った、男女。
そして、明らかになる、因縁と怪物たちと……
熱い戦いの理由。

コケシとマトリョーシカと呼ばれるダブルヒロインに挟まれた、隻眼で、陰を背負った主人公が激推しなのですが…
彼の熱に浮かされるまま、戦いを駆け抜けてもらえたら、いいな。

大正浪漫×異能力バトル×クトゥルフ!
どうぞご覧あれ。
※改稿中とのこと。でもすごく面白いの、期待しちゃうでしょ?

Good!

 時は大正、場は帝都。
 煌びやかに着飾るその街に、今宵も魔が闊歩する。

 英雄を志す一人の漢、深凪悠雅は祈り続ける。
 この国を、友を、守る為に。
 交錯する義務と意志と、深い想い。

 人を超えた力、現人神(あらひとがみ)の祈祷(いのり)は、帝都を落とさんとする魔を打ち破る事が出来るのか?

 そこは読んで確かめてみて欲しい。
 これは一人の漢の英雄譚である。

★★★ Excellent!!!

改稿により進化し続けている物語です。

改稿途中でのレビューになることをお許しください。


日露戦争後の大日本帝国に、敵対国であったロシア人の美しき大天使が舞い降りて、そこから運命の歯車が音を立てて回り出す暗夜行譚です。

ロシアの秘宝と魔書がそろう時、未曾有の災厄が帝都に訪れる。それを阻むのは、非科学的な神道、陰陽道、あらゆる術式、そして現人神(あらひとがみ)と呼ばれる祈祷(いのり)によって神威をまとう神器をふるう怪人たち。

同じ現人神でありながら、過去の因縁から別の道をゆく魔人と化した者たち。

似通った悲願を抱きながら、それぞれの執念と矜持が、時に生まれた絆をうち壊し、すれ違いながらぶつかり合う。

苛烈な生きざまは言葉よりも闘いのなかで、目に見える火花となって、しのぎ削られ雄弁に語られていく。

やがて、力及ばぬ敵の前に、忘我にも似た執念に突き動かれた主人公の祈りは、どう変わり果てるのか。


浪漫と熱い魂のこもった、それぞれの果たし合い、いろどる壮麗な語彙にほほをはたかれに行って下さい(笑

画面におさまりきらない世界観のスケールや、現人神のまとう神威の輝きに圧倒されます。

一人一人個性的な人物たちのかけ合いの妙、志士たちの日常のひと幕に歴戦の英雄、天才、現人神たちの素顔が、けして人間ばなれしているのではないと知った時、彼らの背負いしもの、この闘いの意味、覚悟と思いの深さがひしと伝わって来ます。

さあ、若き英雄たちの姿に刮目せよ

(2019/2/11)

★★★ Excellent!!!

大正浪漫香る時代、帝都にて跋扈する怪異、暗躍する魔人。
それらと対峙するのは、英雄足らんと欲する若き青年。

剣を取り、剣を振るい、彼は何を目にして、何を思うのか。


架空の日本で繰り広げられる虚実入り混じった攻防は、実に見ごたえがある。
これぞ正に帝都物語へのオマージュだ。

譲れない願いを胸に織り成す人間模様と圧巻の戦闘描写、そして何より魂から迸る様な熱き咆哮を、その目で是非確かめてほしい。

★★★ Excellent!!!


 架空歴史の帝都、大正時代になるのでしょうか? そんな東京を舞台にした異形狩りの物語である。

 主人公は人知を超えた力を持つ青年。民間警備会社『新選組』の社員にして、神性を秘めた大剣の遣い手、深凪悠雅。
 対するヒロインは、金髪碧眼の西洋美人アンナ。強烈無比の雷の遣い手。
 この二人が、ときに火花を散らし、ときに力を合わせて、帝都の地下に蠢く不気味な邪心どもを斬って斬って斬りまくる。

 粗削りで、勢いがある。独特の世界観と、突撃型の主人公。アクション多めの、神をも屠る人間の物語。

 この手のものが好きな御仁には、たまらん作品です。

★★★ Excellent!!!

熱い、熱い小説。

濃いです。最初から最後まで、その濃さに圧倒される。他のことがどうでもよくなるくらいその熱さに酔ってしまいます。
魂とでもいうべきか。登場人物の咆哮、叫びがその象徴にも思えます。人生における過去、経歴、信念、小説で描かれるのはその一部分に過ぎません。けれどその切り取られている中でもキャラクターの人生が凝縮されたセリフのひとつひとつ、命を削るような咆哮に圧倒されるしかありません。

★★★ Excellent!!!

 舞台は日露戦争後の大戦期の日本。
 現人神と呼ばれる異能使い、深凪悠雅君の英雄譚(ミフォローギア)。悲惨な過去に翻弄され、それ故に英雄を目指す男の物語。

 立ち塞がるのは運命。
 宿敵。影の英傑。深きものども。痴話喧嘩。

 時代かかった語り口に、熱すぎる戦いが物語を彩ります。ヒロインたちもやり取りも物騒ながら微笑ましく、緩急ついた物語に引き込まれます。

 熱意の詰まった物語。
 さあ、いのりをこめて読み砕け。

★★★ Excellent!!!

この作品の中で最も特徴的なのは、何と言っても熱すぎる程の義理と人情溢れる人間ドラマ!
先程まで命の取り合う壮絶な戦いをしていた敵と、数日後には一緒に戦い、
どの人物も守りたい人のためなら躊躇うことなく自分の命を投げだそうとする。
現代のデスゲームや絆など生ぬるいと感じてしまう程の人情と義理堅さは、舞台となる戦前ならではのものだと思います。
敵となる因縁の相手も、何があっても揺るぎない信念を持ち、どんな手を使ってでも成し遂げようとするその姿は、
悪とは歪んでしまった正義の末路であるという真理を私たちに見せつけています。

この作品の魅力はそれだけではなく、作者のこだわりがこれでもかと注ぎ込まれた大正ロマン溢れる作り込まれた世界観と、祈祷という現代でいう異能力を用いた派手で躍動感のあるバトルシーン。
そして戦乱と激動の時代に生まれ、いつ死ぬか分からない緊迫した生活を送っているかと思いきや、時折肩の力が抜けるというか、思わず笑ってしまう日常の風景・掛け合いも描かれていて、その緩急がまた作品の魅力として光っています。
全てにおいてレベルが高い圧巻の作品でした!お見事です!

★★★ Excellent!!!

我々の知るそれとは別の時を刻んだ架空の日本の舞台の本作ですが、クトゥルフ!現人神!ロシア!新撰組!と男心をくすぐるキーワードが目白押しです。

しかし本作は、形や単語ばかりの安易なファンタジーには逃げない。「架空の日本だから」という甘えや言い訳がない。
現実の歴史、オカルトの知識をふんだんに取り入れた本作に妥協はなく、リアリティの圧があります。

もちろんキャラクターも魅力的で、歴史を知っていればニヤリとくるやりとりがありながらも、我々の知らない時間軸を歩んだ彼らには底知れなさと新鮮さを感じます。

もちろん、主人公である深凪悠雅も、作風にマッチしたヒロイックでストイック、そして時にはそういう性分がためのコミカルさもあって、非常に好感が持てます。

作者のホンキの情熱が読み取れる、掛け値無しの名作です。

★★★ Excellent!!!

「神器」と呼ばれる武器を手に、人でないモノを討つ青年・深凪悠雅。

彼が出逢ったのは、蜂蜜色の髪を持つ美貌の少女・アンナ。

命のやりとりから始まった二人の運命はどこへ――?


お互いに、譲れない想いをかけて戦う二人の姿に、手に汗を握って見守ってしまいます。
どちらの想いも、共感できるだけに、いったいどうなるんだろうと、目が離せません。

ケンカ腰でやりあう二人の会話も応酬も魅力的。


作者様の熱意と「好きなもの」が多いに詰まった熱い物語、ぜひご一読ください!

★★★ Excellent!!!

もしかしたらありえたかもしれない、架空の歴史が舞台の物語です。
読んでふと思ったんですけど、この物語の舞台となる時代は、 もしかすれば 日本で最も闇が深かった時代ではないでしょうか?
歴史の闇、そして、人の心の闇がもっとも深かったであろう時代―― そんな中を、まっすぐに一直線に 様々な思惑を抱える少年少女が駆け抜けていく。
こんな面白いシチュエーションの ファンタジー、面白くないわけないじゃないですか。