呪術という理であり心であるものの物語
- ★★★ Excellent!!!
神話的に、戦術的に、物理的に、極めて理論だって構築され描写される戦闘。
父と娘の、繊細で、切実で、悲しく、美しい、絆と愛情。
そのどちらもが呪という、怨念を以て緻密に細密に念入りに構築していく儀式の理と、呪わずにはいられない程の強い心の動き。
それを合一し見事に描き上げた、まさに「現代呪術」の名に偽りの無い物語。
ロボットものであり、泣ける物語でもあり、そのどちらもが、まさに呪術であるという一点に集約する、念入りな作劇の傑作です!