遺書
片桐万紀
序
いいえ、きっと書く事は
そしてわたし以外の、
そのようなわたしがこんなものを書いているなど、
誰に
警官でなく、只拾っただけで、此処まで読み進めてしまった。そんな誰か。貴方。お捨てなさいと言っても、文字が続く限りは読み進めなければならぬと、酔狂な方がいらっしゃるのであれば。それならば、どうぞお読みなさい。何も面白いものは無いやもしれません。長々と続くかもしれません。直ぐに終わってしまうのかもしれません。それでも宜しいのならば、どうぞ文字の限りお読みなさい。
此れから記すのは、一人の人間の人生です。わたしと云う、何処にでも居るような、
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