異世界ウォールガイヤについて その2
引き続いて異世界ウォールガイヤの解説すっぞ。
今回は環境についてだ。
異世界ウォールガイヤの環境は、ほぼオラたちが住む地球と同じだ。
空気の成分比、大気圧、重力、この辺りは完全に一致している。
逆に何が違うんだって話だが、一つは寒暖差が激しいこと。
劇中でセネルの森って場所でキノコ拾いのバイトをするシーンがあっただろ。そんときにマリンはマフラーを巻いて、主人公も寒そうにしていた。それだけ王国にいたときと比べて気温が変化してるってことだ。
主人公がマリンを助けるために山を登ったときの、氷点下50℃なんて想像もできない気温だな。
寒いところばっか話したが、暑いところもあるぞ。『バミューダ港』がそれで、あそこは年中暑い。
なんつーか、極端な世界だよな。
けどな、これがあるから狭い世界であるウォールガイヤで多種多様な動植物が生息できるんだ。
んで、その動植物なんだが、これもほどよく地球に似ている。
51話まで読んだヤツならわかるよな?
イノシシに熊にオオカミ。どれも現実にいたっておかしくはないモンスターだ。
劇中では噛み付くキノコなんてのが出てきたが、あれも噛み付けないようにした後、歯っぽい部位を抜いてしまえば、ただのキノコとして食えるらしいぞ。普通のキノコよりもモチモチした食感が味わえるんだと。
よく食う気になったよな。最初に食ったヤツは勇者だな。
こんな感じに人食いキノコやアイヴィール草みたいな例外もあるが、だいたいは地球の動物や植物に対応した生物がウォールガイヤには多く生息している。
まとめると、異世界ウォールガイヤっていうのは、地球の多様性は据え置いたままスケールだけを縮めたような世界ってことだな。
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