チートについて その1

 さ、今日もオラが直々に解説してやんぞ。

今回はチートについてだ。53話と54話ではチートに関わる内容が語られたが、どうだったよ、理解できたか?

オラは作者の文章力がなさすきて一回じゃわからなかったぞ。あれを一回読んだだけで設定が伝わったお前は天才だな。


 最初にチート能力とは何か、から説明すんぞ。

チート能力は地球で人生を送っていた人間が、ある日死んだ際に神から授かったものだ。神って何だよと質問したくなるやつもいるだろうが、そこはオラも作者からはまだ説明を受けていない。とにかく神の意図することは不明だが、超能力をタダでくれるってんだから都合のいい話だ。

てなわけで、転生者は全員チート能力を持っている。


 ここからが大事な話になるんだが、チート能力は増やすことができる。


 ただし、増やせると言ってもそれは自分が、じゃなく、自分の子供がだ。


 例えば、『怪力』のチート能力を持った父親と『加速』のチート能力を持った母親がいるとすると、その二人の間から産まれてくる子供は『怪力』と『加速』二つの能力が使えるって具合だ。


 もっとわかりやすく、別の例で式にしてみるか。

父(『拘束魔法』『回復魔法』) + 母(『解析』) = 子(『拘束魔法』 『回復魔法』 『解析』)

こんな感じに表すことができる。


 もう少し踏み込んだ話をしようとすると、両親が同じチート能力を持っていた場合やチート能力同士が合わさる場合もあるんだが、ここでは割愛するぞ。


 とにかく、今回はという部分だけ覚えておいてくれな。

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