概要
はたして、その歌をうたうのは、魔を持つ者か? 人間か? それとも?
陽が沈む時、それは命運決する時。
ウーレン皇子として生まれた双子の兄弟。
兄のセルディは母の血を、弟のアルヴィは父の血を表した容姿だった。
異種族の孤独に苦しむ兄に、弟は常に味方になると誓うのだが……。
血の宿命に引き裂かれてゆく兄弟の悲劇を描いた作品。
*エーデムリング物語の続編ですが、時代が過ぎて、主人公も違います。
単独でも読めますが、過去に起きた出来事として、前作のネタバレを含みます。
ウーレン皇子として生まれた双子の兄弟。
兄のセルディは母の血を、弟のアルヴィは父の血を表した容姿だった。
異種族の孤独に苦しむ兄に、弟は常に味方になると誓うのだが……。
血の宿命に引き裂かれてゆく兄弟の悲劇を描いた作品。
*エーデムリング物語の続編ですが、時代が過ぎて、主人公も違います。
単独でも読めますが、過去に起きた出来事として、前作のネタバレを含みます。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!血の運命に翻弄される、双子の王子の物語。
燃えるような赤毛、赤い瞳、尖った耳を持ち、戦いを好む勇猛な魔族ウーレンの王・ギルトラント。銀髪碧眼、平和を好む慈愛の魔族エーデムの王の妹・フロル。二人の結婚は政略ではなく愛によるものだったが、二人の子ども達に引き継がれた血は、彼らの運命を引き裂くものだった。
王位継承権をもつ双子の兄・セルディーン(セルディ)には、エーデム族の銀髪碧眼、弟・アルヴィラント(アルヴィ)には、ウーレン・レッドと称えられる赤毛赤眼が表れていた。自身の容姿と民の期待との違いに苦悩するセルディに、父王はかける言葉がなかった。やがて、双子の運命の車輪は、彼らが思いもよらなかった方向へと回り始める。
『エーデムリング物…続きを読む