俺はなあ、国家公務員になって霞が関へ行って官僚となって、(~以下略)

好きです、こういう現代ファンタジー!
ガチガチのお仕事の中に当たり前のように精霊やら妖怪やらが混ざり込んでくる感じ!たまりません!

舞台は、タイトルにもある通りで環境省外来生物対象課。かたそうな部署です。やれ決済だ申請だ稟議だと、とにかくそんな言葉が行き交って、何をするにも上の許可が必要だったり面倒な手続きがあったりする、そんなところです。

外来種であるピクシーを捕まえたり、サラマンダーによる火災が勃発したりするわけですが、それを解決する榊主任がまぁ良い味出してるわけです。もうキレッキレなわけです。恰好良いのです。

彼のキレッキレ具合は実際に読んでいただくとして、ヒロインの桃瀬ちゃんの可愛さであるとか、柏木くんのチャラ男ぶりなんかも本作の見所となっています。
個人的には、榊主任が愛してやまない某駄菓子の「どうして販売に踏み切ったのか」と首を傾げざるを得ない味とそれの終盤辺りの活用法なんかも注目ポイントでした。まさかの活躍をしますから!


一度読んだら止まりません!
強くお勧めしたい名作です!

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