RPG序盤のヒリヒリ感

迷宮内最弱の敵であっても、一回戦ったらHPやMPが底を尽き、帰還しなければならない。
レベルが上がって多少無理がきくようになっても欲張ればあっさり死ぬ。

そんなRPG序盤の一番面白い(そう思ってるのは僕だけ?)所をやってるような気持ちに浸れる小説です。

そしてキャラクターが本当に生きているかのよう。
奴隷である主人公の少年は逆境にもまれたせいか精神的にタフで、今出来る最善の行動をとって生き残ろうとする。
しかし時には年相応のナイーブな気持ちも見え隠れするという、とても魅力的な人物です。

魔法使いのア君に幸あれ。

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