概要
あるんですよ。両手から親指以外の指が、全部消えた事が一度だけ。
心臓が、恐怖に縮む痛みがしました。
ひゅっと息が止まって、喉を空気が抜けていく感覚がしました。
背中が冷たいを通り越して、温度が無くなりました。
あれを偽物だと正すには、余りに生々し過ぎるのです。
ひゅっと息が止まって、喉を空気が抜けていく感覚がしました。
背中が冷たいを通り越して、温度が無くなりました。
あれを偽物だと正すには、余りに生々し過ぎるのです。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★ Very Good!!これは創作なのか、それとも…
この話は本当にあった話なのか、あるいは夢の話なのか、はたまた創作なのか。とても判別が難しいお話です。それほどまでにこの作品は読者にリアルな体験をイメージさせます。
でも、きっとそれについて考える事は必要ではないのでしょう。信じるか信じないかはあなた次第、そんなスタンスでその物語は私たちと向き合っているのです。
例えば、気心知れる親しい知人が急に真顔になって「この間さ…」と語り出した時、そんな場面をイメージする姿勢で私たちもこの作品と向かい合うのが良いように思います。
さて。前置きが長くなりましたが、皆さんはもう十分この物語を読む準備が出来ている事でしょう。それでは、読み始めてみてください。