肉が机を擦(す)る音で。

作者 木元 宗

24

9人が評価しました

★で称える

レビューを書く

★★ Very Good!!

この話は本当にあった話なのか、あるいは夢の話なのか、はたまた創作なのか。とても判別が難しいお話です。それほどまでにこの作品は読者にリアルな体験をイメージさせます。
でも、きっとそれについて考える事は必要ではないのでしょう。信じるか信じないかはあなた次第、そんなスタンスでその物語は私たちと向き合っているのです。
例えば、気心知れる親しい知人が急に真顔になって「この間さ…」と語り出した時、そんな場面をイメージする姿勢で私たちもこの作品と向かい合うのが良いように思います。
さて。前置きが長くなりましたが、皆さんはもう十分この物語を読む準備が出来ている事でしょう。それでは、読み始めてみてください。

★★ Very Good!!

どこからが現実で、どこからが夢なのか。
その混ざり具合が絶妙で、じっとりとした恐怖感があります。

夢とは何なのか? いったい私たちは何を見ているのでしょう?
記憶なのか、空想なのか、それとも……

独特な雰囲気の作風。
エドガー・アラン・ポーとか、好きな人は気に入ると思います。

さばけた調子でありながら、ねっとりした感じがあるのです。

短編ですので、まずはご覧あれ。どんどん世界観に引き込まれるでしょう。

★★★ Excellent!!!

実話系怪談話。
タイトルにピンと反応するものがあったなら、まず読んでみてください。
いいでしょ、このタイトル。

痛烈なヒネリやオチを売りにする作品ではなくて、「本当にあった怖い話」を独白するものです。
「そんな実話はないだろー」というタイプではなく、「本当に本当にあった怖い話をする奴があるか」系。

合わせて作者さんの過去の近況ノートやエッセイも読むと、より作品世界が深く理解できます。

読む人は選ると思いますが、この文体は癖になりますよ。
短くて時間は取りませんので、軽くヒヤッとしたい方にオススメです。

皆さんも無理はせず、ご自愛くださいね。