自分の世界はお面の内にあるのか外にあるのか
不思議で懐かしい作品でした。子供の頃、いつまでも続いて欲しいと願った神社の祭り。その場所から実際に離れられない子供たちもいる。少しの恐ろしさも感じる、ノスタルジックなお話でした。
夏祭りって、どこか他とは違う不思議な雰囲気があるって思いませんか?主人公さくらが迷い込んだのも、そんな夏祭りから続いている、少し不思議な世界でした。ずっとここにいると帰れなくなる。そう言われて…続きを読む
歳をとるにつれて色んなことを忘れたりするわけですが、それは記憶だけじゃなくて、子供の頃はたしかに感じていたはずの、しかも友達と一緒に共有していたはずの感覚ももう思い出せなくなっていることに気づきます…続きを読む
祭の日の夜は、光と闇が溶けあう時間。まして鳥居の先にあるお堂付近であればなおさら……。ハレとケの混ざり合う空間で、子どもたちは彼我の境をさまよう。とても幻想的な物語です。
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