たいへん贅沢な物語

情緒あふれるスチームパンクの世界観と、ファンタジー要素満載な魔法の設定が両立した、とても贅沢な設定の作品です。
どちらか一方が劇中世界を支配しているのではなく、両方の要素が余すことなく活用され、また交錯して展開してく物語はとても見事でした。

ところどころ技術的な要素も登場しますが、解説的になりすぎておらず、素人が読んでも楽しめるようなスパイスとして物語を引き立てています。
その他細かい部分では、食べ物の描写がとても上手だと思いました。

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