いかり

ああ

この心に溜まった怒りが

あまりにもあふれかえっていて

心が張り裂けそう


なのに

僕はそれを誰かにぶつけるほど強くない

たたきつけるほど強くないから


もういっそ

内側から壊れてしまおうか



そんなことを思って

気づくと僕は叫んでいた





 ああ

  あああ

   ああああ 

    あああああ

     ああああああ

      あああああああ

       ああああああああ

        あああああああああ

         ああああああああああ

        あああああああああ

       ああああああああ

      あああああああ

     ああああああ

    あああああ

   ああああ

  あああ

 ああ




           

その叫びが空高く飛んで行って

余韻も消え去る頃には



僕の心はどこか晴れ晴れとしていた






・ボツ理由

なんか、こう、気に入らなかったので。



この詩集には明確に怒りを描いた詩がないので、作った覚えがあります。

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