概要
黄金の竜は王を選ぶ。
竜として生まれたことに実感を持てないフェイリットは、山奥に隠されて育ちながら約束の日を待っていた。十六歳になったら王城へ戻り父王と契約を結ぶ、という約束の日を。そして、とうとうその日が訪れる。普通の女の子としてただ幸せに暮らしたい――愛する人から想いを否定され、フェイリットは迎えの使者からも逃げ出す。それも竜の姿となって。
自分はやっぱり竜だった――衝撃のあまり空から落ちてしまい、瀕死のところを敵国の男たちに救われる。そうして出会った気さくで優しい青年と、会うたびにキスを迫ってくる恐ろしい青年。二人の間で恋に揺れながら、いつしかフェイリットは、夢みた〝普通の女の子〟とは程遠い日々を歩むことになるのだった。
*旧題「忘れ去られし王への贈り名」「IcPal」
*アルファポリスさん、なろうさ
自分はやっぱり竜だった――衝撃のあまり空から落ちてしまい、瀕死のところを敵国の男たちに救われる。そうして出会った気さくで優しい青年と、会うたびにキスを迫ってくる恐ろしい青年。二人の間で恋に揺れながら、いつしかフェイリットは、夢みた〝普通の女の子〟とは程遠い日々を歩むことになるのだった。
*旧題「忘れ去られし王への贈り名」「IcPal」
*アルファポリスさん、なろうさ
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- ★★★ Excellent!!!世界の運命を握る黄金の竜の血は、彼女のなかに…!
契約した相手に、千年に及ぶ寿命とこの世の覇権をもたらすとされる黄金の竜。その血を受け継ぐメルトロー国王女フェイリットは、人里から隔離されて育てられてきた。いずれ、父王に血の契約を捧げる為に……。
十六歳になった彼女の許へ、王の迎えがやって来た。逃げ戻った彼女が目にしたのは、愛したひとの死だった。フェイリットは、嘆きのあまり変化してしまう。
墜落して重傷を負った彼女を助けたのは、敵国イクパルの中隊長コンツェだった。優しい彼に心惹かれるフェイリットは、小姓として宰相の許へ。彼女に強引に迫る謎の男が……。
やがてフェイリットは、皇帝の妾妃として、ハレムに送られることになってしまう。
竜の力と王者…続きを読む