聖夜のマッチ売り少女

雪も炎も儚いものだ。
人間が快適に生きられる場所では、努めて維持しなければ、すぐに消えてしまう。
しかし、人が快適に生きられない場所では、どうだろうか？
雪が雪として生きられる場所、炎が炎として生きられる場所。
人性を無視するとは、そう言うことなのかも知れない。

この度は当企画にご参加賜りありがとうございます！

ダーク・メルヘンものということで、実に嫌な（褒め言葉）プロットが展開する、まさに「人を選ぶ作品」といっていいでしょう。
かなり細かい描写を重ねて作られており、その点は「童話的」というよりも「リアリズム・ホラー」という感触を受けました。
ただ最後のネタがやはり「マッチ売りの少女」と相似形であり、元ネタが元々ダーク・メルヘンなので、屋上屋を架す感があります。
むしろこうであるなら、救いを徹底的に潰すとか、少女が完全なシリアルキラーになるなどの新たな展開を描いても良いのではないかと思いました。
何を言いたいかというと、もっと大きな「カタルシス」を…続きを読む

拝読させていただきました！

しかしまぁえげつねぇ……
何となく漫画家の押切先生（ミスミソウ）を思い浮かべちゃいました。
結構ヘビーでパンチの強い展開ですねぇ。。。

鬱でダークで、かつヘビーな作品が好きな方にはおすすめです！