概要
一九四二年一二月二四日、絶望の中でひとりのドイツ人が描いた聖母像の物語
「光、命、愛」……スターリングラードの街のなかで聖母像の絵の傍に綴られた言葉
いただいたギフトは小説の資料費にしたいけど、多分、食うや食わずの生活の足しになってしまうと思います
おすすめレビュー
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- ★★★ Excellent!!!現実を知る事の大切さ
改めて、この悲惨な状況を知り何とも言えない気持ちになりました。習っていたはずなのに、聖母の事は知らなかった。世界史ではこういう事を教えた方が良いと思いました。心に刻むにふさわしい話です。
人が人としてある為に何が必要なのか。最悪の状態でもクリスマスを祝おうと思う彼らの心は何なのか。非常に考えさせられます。
短い話の中にも伝わる物があります。
戦争の話を毛嫌いする人も居るでしょう。でもこれは現実に起こった事実なのです。それから目を逸らしては何も生まれる事はないと思います。
この事実を受け止め先に進む事。戦後の日本人はそうして今を作り出しました。同じように世界中の戦場になった場所で生きて…続きを読む