時代は移ろいでも心根はそこに留まっている

どこか日本の幕末を思わせる異色異世界ファンタジー。
謎に満ちたプロローグは惹き付けられます。
折り返し地点に来ても尚、
謎の全貌が見えない事にスケールの大きさを感じます。
多くの布石をばら撒きながらの進行は読者の手を止めさせない効果があり、
読み出すと先が気になって仕方がありません。
物語の進行自体は緩やかで、その丁寧な構成に共感致しました。
ゲーム要素やテンプレ要素のない骨太ハイファンタジーなので、
ぜひ多くのファンタジーファンに読んでいただきたい作品です。

現在二五話で、文字数的に見ると丁度中盤。
構成力・独自性・今後の展開等を踏まえて星三つ押したいと思います。

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